みなさん、こんにちは。
アメリカ・ニュージャージー(NJ)州で、2度目の駐妻ライフを送っているHatsy(はっちぃ)です。
👉こちらで自己紹介とサイトの使い方の説明をさせていただいてます。もしよろしければご覧ください。
カンクンと言えば、オールインクルーシブホテルのほかに、遺跡やセノーテにも行ってみたいと思われる方も多いと思います。
今回は、「カンクン子連れ旅行」第3弾、
- ツアーの選び方(ツアーかレンタカーか、どのツアーが良いか)
- 世界遺産チチェン・イッツァ遺跡&セノーテ(グランセノーテ、セノーテイキル)のツアーを詳細にリポート
- ピンクレイクにも行ったお友達にも話を聞きました
について、まとめてみました。遺跡やセノーテは本当に素晴らしかったです!
👉YouTube動画も、ぜひご覧ください。グランセノーテではカメにも会えましたよ!
👉【カンクン子連れ旅行➀】カンクンの基本情報、オールインクルーシブホテルの様子は、こちらの記事をご覧ください。
👉【カンクン子連れ旅行➁】カンクンのダウンタウンの街歩き(メルカド28、タクシーの乗り方、お土産はどこで買う?)については、こちらの記事をご覧ください。
カンクンについて
カンクンは、メキシコ南東部のカリブ海沿岸、ユカタン半島の先端にある観光都市です。
この都市は、
- 伝統的な街並みが残るダウンタウン「セントロ地区」
- ビーチ沿いに細長く伸び、高級ホテルやショップ、レストランが建ち並ぶ「ソナオテレラ地区」
の2つの地区に分かれています。
緯度は日本の宮古島と同じで、年間の平均気温は27度。乾期である11月~4月が観光に向いていると言われています。私は、2月中旬に行きました。
共通語は、スペイン語です。空港や高級ホテルゾーン、観光地などでは、英語が通じますが、ダウンタウンでは、お土産屋やウォルマート、タクシーでも英語は全く通じませんでした。(挨拶と数字くらいは分かってくれるレベル…。)
カンクンの遺跡&セノーテツアーとは?
基本情報
遺跡やセノーテへ行くツアーには、何十人で行く激安の現地のツアーから、日本人ガイドによるプライベートツアーまで、いろんなものがあります。
行く先も様々で、半日でグランセノーテだけ行くツアー、一日で遺跡・セノーテ・ピンクレイクまで行く弾丸ツアーなど、いろんなプランがあります。
👉プールの必需品は、こちらの記事をご覧ください。
ツアーの考え方
我が家の場合、ツアーを予約するにあたって、以下のように考えました。
➀まず、レンタカーを借りて自分で運転して行くか、ツアーで行くか?
- レンタカーの基本料金は安いけど、保険をプラスしていくと結局は高くなる可能性あり。
- 観光客狙いの悪徳警察(特に北部の遺跡やピンクレイクなどの観光地の近く)がいて、レンタカーと分かると、何も違反していないのに止められて高額な罰金を要求される。(ツアーガイドの方も経験ありと言っていました。)
※レンタカーで行かれる方は、検問所の前では、たとえ制限速度が70キロでも、15キロくらいにスピードを落とした方が良いそうです。 - Wi-Fiが入らない場所もあるので、スマホのナビを使うのが不安。
- 道が悪いので、タイヤのパンクや車の故障の恐れがある
⇒ツアーに申し込むことに決める。
➁次に、どこのツアー会社に申し込むか?
- 現地のツアーは激安(一人44ドル~)だけど、何十人乗りのバスで移動だとか、ウェットスーツなどのレンタルが付いてないとか、自分たちのニーズに合っていない。
- メキシコという異国の地なので、日本語が通じる方が安心。
⇒日本語が通じ、数人乗りのバンで移動するVeltraのルートツアーズ(日本のツアー会社)に決める。
➂最後に、どこを回るツアーにするか?
- 世界遺産チチェン・イッツァ遺跡とグランセセノーテ、セノーテイキルは外せない。
- グランセノーテに朝一で行きたい。(朝一だと水が濁らず、水中がきれいに見えるため。)
- ピンクレイクや泥パックは魅力的だが、超弾丸で各滞在時間が短い、セノーテイキルで泳げない、ピンクの色も確実に見れらるとも限らないので、我が家はパス。
- 前泊つきだと、高級ホテル代が一泊分浮く。
⇒ルートツアーズの「グランセノーテ+チチェン・イッツァ+セノーテイキル、前泊付プラン)」に決める。(家族4人で、日本円で10万円くらいでした。)
こちらのツアーのカメラマン兼公認遺跡ガイドの方(日本人)は、事前のメールでの質問にも迅速に答えてくれました。
実際のツアーの様子をリポート
➀ツアー前日に、ツアーの宿泊施設へ
ツアーの前日にカンクンに着き、まずはツアーに含まれている宿泊施設へ向かいました。
このツアーには、カンクン国際空港から宿泊施設への送迎も含まれているので、空港で日本人ガイドの方の車に乗り込みました。
宿泊施設へ向かう道は、ところどころ穴が開いていてガタガタでした。途中両替所ありましたが、こちらの方が空港内の両替所よりレートが良いそうです。(2022年2月時点で、1ドル=約19.2ペソ)
宿泊施設には、トイレ、シャワー、洗面台、テレビ、ベッド、金庫、エアコンがあり、冷蔵庫は共同でした。鍵は3か所(建物の入り口、共同部屋の入り口、各居室の入り口)でした。
この宿泊施設ですが、湿気が多すぎて、エアコンのドライをかけてもほぼ無意味。ベッドも簡易ベッドでギシギシきしみ、正直熟睡はできません。
でも、我が家としては、空港から宿泊施設への送迎代込みですし、宿泊施設からダウンタウンまでもツアーガイドの方のご厚意で車で送ってもらいましたし、これはこれで良かったかなと思います。
ちなみに、予約画面にも「催行会社の簡易宿泊施設はホテルではございません。催行会社が所有するアパートのようなものとなります。ご同意頂いた上でのご予約をお願い致します。」と書いてありました。
➁早朝、バスに乗り込みます。
朝5時前に起き、自分で用意した朝ご飯を食べ、服の下に水着を着て、着替え・バスタオル・サンダルなどを準備します。最初に行くグランセノーテでは、日焼け止めや虫よけスプレーは禁止なので、この時点では体に付けません。
まだ外は暗い中、5時30分に、宿泊施設に3列シートのバンが2台到着しました。
私たちの車には、日本人ガイドの方(兼運転手)と助手の人、ツアー客は私たち家族以外に一人旅の女子大生が乗りました。もう1台には、ツアー客が3人乗りこみ、いよいよツアーの始まりです!
➂光のカーテンが見れる、グランセノーテ(Gran cenote)【滞在時間:約1時間半】
カンクンのダウンタウンを抜け、グランセノーテへ向かう途中の道は、綺麗に舗装されていて快適でした。
途中で、鯉のぼりのようなものを見つけました。(説明を受けたはずなのに、どういったものなのか覚えていません…。)
ガイドの方は、お話上手で、運転しながらもいろんな話をしてくれます。遺跡公認のガイドなだけに、知識が豊富で、とても勉強になりました。
カンクンのダウンタウンから車で約1時間半、8時10分のオープン前に、グランセノーテへ到着しました。
グランセノーテは、水中に光が差し込むのをきれいに見るために、水中が濁っていない朝一に行くべきなので、コロナ前だとオープン前からたくさんの人が詰め掛けていたそうですが、2022年2月時点では、私たちのグループ以外に2,3組しかいませんでした。
一番乗りで中に入り、水着の上にツアーが準備してくれたウェットスーツを着ます。結構きつめですが、水中ではそれくらいがちょうど良いようです。
シュノーケル、水中でも使えるGoPro(これによって最高の水中写真&動画が撮れます!)も貸してもらいました。
セノーテへ入る前にシャワー(セノーテの水)を浴びましたが、これがすごく冷たい!そのままセノーテへ続く階段を下り、脱げないサンダルならそのままセノーテへ、そうでなければサンダルを脱いで横に置いておき、セノーテへ入ります。
セノーテには小さな魚が住んでいて、ガイドの方がビスケットをくれて、それを魚にあげることもできました。ただこの魚たち、人間の身体も口でつんつんしてくるので、子供たちがこれに怖がり大号泣。その後に洞窟を泳ぐ時間があるのですが、我が家は参加できずじまいでした…。
最後は、旅行サイトやインスタなどでよく見る、水中に差し込む光のカーテンを見られる場所へ。朝一だったので、水底の砂が舞い上がっておらず、水中の光が本当に綺麗に見えました!!
しかもちょうどその光の中を、カメが泳いでいるところも動画に収めることもでき、本当に感動しました。
今回、私は防水カバーを付けた自分のスマホでも撮影していたのですが、GoProの映像は比べ物にならないくらい綺麗でした。このGoProを借りられるという点でも、このツアーにして良かったなと思いました。
セノーテから上がり、ツアーのバンへ戻ると、なんとお湯をかけてくれるサービスが!ここのシャワーは温水は出ないので、このお湯は本当にありがたかったです。セノーテで冷えた体が生き返りました。
トイレ(更衣室はありません)で着替えた後、さらに車内で温かいコーヒー(子供たちはジュース)とクッキーをいただき、もう至れり尽くせりでした。
私たちは、2月に行きましたが、水中に長い間いるとかなり体が冷えます。水着で来ている人もいましたが、ウェットスーツは必須だと思います。
下の子は、後半寒くて震えていたので、特に小さい子供は、水中にあまり長くいない方が良いかと思います。
➃テキーラの原料であるリュウゼツランの畑
途中、テキーラの原料となるリュウゼツラン(アガヴェ)の畑を車内から眺めます。
⑤世界遺産、チチェン・イッツァ遺跡 (Chichen Itza)【滞在時間:約2時間】
グランセノーテから約1時間で、チチェン・イッツァ遺跡に到着しました。(公式ウェブサイト、Map)
ガイドの方からチケットを受け取り、入り口の長蛇の列に並びます。水以外の飲食物、30cm×20cm×20cm より大きい荷物は持ち込み禁止です。
前半の1時間は、メキシコ観光省認定の公認遺跡ガイドであるツアーガイドの方の説明を聞きながら、遺跡を周ります。写真付きでの説明は、とても分かりやすく、自分で調べて行くより、何倍も遺跡を楽しめたと思います。
後半1時間は、自由時間でした。
エルカスティージョ(ククルカンのピラミッド)
遺跡の中に入り、通路を歩いていくと、両脇にたくさんの露店が出ています。
そして、開けた場所に来ると、チチェン・イッツァ遺跡のメインである「エルカスティージョ(ククルカンのピラミッド)」が目の前にバーンと現れます。壮大さに圧倒されます。
昔は上まで登れたようですが、落下する人がいたりして、現在は登れません。
ピラミッド北側の階段の一番下の両端に、ククルカン(「羽を付けられたヘビ」という意味)というヘビの頭の彫刻があります。春分と秋分の日には、太陽の光とピラミッドの階段の陰により、ヘビの体が現れます。これを「ククルカンの降臨」と言い、これを見るために毎年多くの人が訪れるそうです。
「ククルカンの降臨」をYouTubeで見ましたが、本当にヘビの形が現れるんです!
マヤ人は高度な数学や天文学の知識を持っていたとされていますが、何百年も前にこんな高度な技術を持っていたなんて、本当に不思議ですよね。世界遺産好きの私の心がくすぐられました。
ピラミッドの下で手を叩くと、「キーン」と高い音が響くのは面白かったです。野生のイグアナにも遭遇しました。
さらに、このガイドの方は、プロのカメラマンでもあり、かっこいい写真の撮り方も教えてくれた。
ツアーの人数が多い場合は無理なのかもしれませんが、今回は、我が家4人と大学生の女性だけだったからか、すてきな写真もたくさん撮ってもらい、本当にラッキーでした。
戦士の神殿
戦士の神殿は、当時生贄の儀式が行われていた場所です。一番上には、生贄の心臓を置いたチャックモールの像があります。現在は、立ち入り禁止です。
千本柱の回廊
千本柱の回廊には、千本かは不明ですが、たくさんの柱が立っていました。
球技場(Ballcourt)
球技場は、当時神事である球技が行われた場所です。多くのマヤ文明の遺跡にこのような球技場がありますが、こちらはメソアメリカ(メキシコや中央アメリカ北西部の文化領域)で最大のものだそうです。
壁には、首を切られた人の彫刻もあります。血しぶきの先がククルカンの頭になっています。
私たちは、ピラミッド周辺の「新チチェン」しか周れませんでしたが、ほかにも聖なる泉セノーテや天文台など、見所がたくさんあります。すべてを見て周るには、3時間は必要だと思います。
⑥垂れ下がったつたが美しい、セノーテイキル(Cenote Ik Kil)【滞在時間:約1時間45分】
チチェン・イッツァ遺跡から車で約15分、セノーテイキルに到着しました。
ライフジャケットを借り(ツアーにレンタル込み)、トイレで着替えました。
長い階段を降り、セノーテへ。階段は滑りやすいので気を付けましょう。
階段を下りきり、広い空間に出ると、天井にぽっかり空いた穴から垂れ下がったつたが目の前に現れます!カーテンのようで、とても美しかったです。
こちらのセノーテは、飛び込みができます。グランセノーテと違い、水の透明度は低いので、シュノーケルはしませんでした。
何でもとりあえず体験してみたい私。ツアーで一緒だった女子大生とともに、3m以上はある飛び込みにも挑戦しましたよ!
飛び込み台にいたスタッフに、胸の前で両腕をクロスするように言われ、「3,2,1」でセノーテへダイブ!結構深く潜るので、両手で水をかいて何とか無事水中から生還。
水から顔を出し、天井を見上げると、絶景が広がっていました。(この様子は、ぜひYouTube動画でご覧ください!)
泳いだ後は、お待ちかねのランチビュッフェ。こちらもツアー料金に込みなので、支払いやチップの心配をしなくて良いので楽ちんでした。
⑦オールインクルーシブホテルへ
ツアーが終わり、今夜泊まるオールインクルーシブホテルへ送迎してもらいました。
👉【カンクン子連れ旅行➀】カンクンの基本情報、オールインクルーシブホテルの様子は、こちらの記事をご覧ください。
お友達にも聞いてみました。
遺跡&セノーテ2つにピンクレイクも含めた弾丸ツアーに参加しました。2歳児もいましたが、問題なく楽しめました。
- Amnetという日系のツアー会社です。ドライバー2名体制で、チャイルドシートも借りられて安心でした。
- サンクスギビングの直後だったので、参加者が少なく、移動は小型のバンでした。しかも半日は我が家で貸切だったので、とても快適でした。
サンクスギビングの連休真っ只中に参加したお友達は、参加者が多くて大型バスだったようです。 - 1日で4か所を周り、しかもピンクレイクは結構離れたところにあるので、まさに「弾丸ツアー」でした。
グランセノーテは朝一で、水が濁っておらず、光のカーテンがとても綺麗に見えました。セノーテイキルではセノーテには入りませんでしたが、下まで降りて写真は撮れました。
ツアー最後のピンクレイクに着いたのは日が傾く直前でしたが、なんとかピンク色を見ることができて良かったです。
まとめ
今回は、「カンクン子連れ旅行」第3弾、
- ツアーの選び方(ツアーかレンタカーか、どのツアーが良いか)
- 世界遺産チチェン・イッツァ遺跡&セノーテ(グランセノーテ、セノーテイキル)のツアーを詳細にリポート
- ピンクレイクにも行ったお友達にも話を聞きました
について、まとめてみました.
壮大な世界遺産チチェン・イッツァ遺跡、朝日が水中に差し込むグランセノーテ、そして、垂れ下がるつたが美しく、飛び込みもできるセノーテイキル、すべて素晴らしかったです。
ツアー選びはいろいろと考えましたが、こちらのツアーにして本当に良かったと思います。
ガイドの方は知識が豊富で、事前に遺跡やセノーテについていろいろと知ることができたので、より観光を楽しめたと思います。素敵な写真を撮っていただいたり、お借りしたGoProで水中動画も撮ることができ、大満足でした。
みなさんも、カンクンに行かれる際は、ぜひツアーに参加してみてください!
👉YouTube動画も、ぜひご覧ください。グランセノーテではカメにも会えましたよ!
【カンクン子連れ旅行➀】カンクンの基本情報、オールインクルーシブホテルの様子は、こちらの記事をご覧ください。
【カンクン子連れ旅行➁】カンクンのダウンタウンの街歩き(メルカド28、タクシーの乗り方、お土産はどこで買う?)については、こちらの記事をご覧ください。
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