みなさん、こんにちは。
アメリカ・ニュージャージー(NJ)州で、2度目の駐妻ライフを送っているHatsy(はっちぃ)です。
👉こちらで自己紹介とサイトの使い方の説明をさせていただいてます。もしよろしければご覧ください。
みなさんは、アメリカの国立公園の中で、どこがお気に入りですか?
グランドサークル、ザイオン、ヨセミテなど、有名どころはたくさんありますよね。
その中から、今回は、イエローストーンとグランティトンを巡る、我が家の子連れ旅行記をご紹介!
レンタカーで、3泊4日で旅行してきた我が家の体験を、『イエローストーン子連れ旅行』と題して、2記事に渡ってまとめました。
本記事は、その第2弾、『グランティトン、ワイオミングの化石発掘体験編』です。
- グランティトンの基本情報
- 国立公園へ行く際の準備や持ち物
- 山脈と湖が美しい、グランティトン国立公園
- ワイオミングで化石発掘体験
- グー○ルマップも完ぺきではない!我が家の恐怖体験もご紹介。
をまとめました。
グランティトン国立公園では、ごつごつしたティトン山脈と湖がとても美しかったです。ワイオミングでの化石発掘体験もとても良い経験でした。
そして、その後の我が家の恐怖体験も、絶対みなさんに知っておいてもらいたい!
ぜひ最後までお読みくださいね。
👉【イエローストーン子連れ旅行➀】ソルトレイクシティ、イエローストーン編はこちらです。
グランドティトンの基本情報
グランティトンってどういうところ?
グランドティトン国立公園(Grand Teton National Park)は、ワイオミング州西部に位置する、ロッキー山脈の一部です。1929年に国立公園に指定されました。
雪をかぶった山脈と湖や森のコントラストがとても美しく、アメリカ国内でも人気の国立公園です。
イエロースローン国立公園のすぐ南隣にあり、両国立公園をつなぐ John D. Rockefeller Memorial Parkwayには、両園を区切るゲートはなかったです。
イエロースローン国立公園から南下し、グランドティトン国立公園へ入るのに、ゲートもなく入園料はかからなかったので、正直いつグランドティトン国立公園に入ったのか分からないくらいでした。
我が家は、こう周りました。
我が家がイエローストーン旅行をしたのは、一度目の駐在の3年目(2021年)の夏。6月半ばに、3泊4日で周りました。
2人の子供は、当時8歳と5歳でしたが、特に大きな問題もなく、無事楽しむことができました。
我が家の場合は、まずニューヨークのJFK(ジョン・F・ケネディ)空港から、飛行機でソルトレイクシティへ飛びました。そこから、レンタカーを借りて、
と周り、またソルトレイクシティから飛行機に乗って、ニューヨークのJFK空港に戻りました。
今回、私は、イエローストーンから1時間くらいの最寄りの空港ではなく、ソルトレイクシティ空港を選びましたが、それで正解だったと思いました。
こちらの子連れ旅行記を、2記事に分けて、ご紹介します。本記事は、第2弾『グランティトン、ワイオミングの化石発掘体験編』です。
準備は、何が必要?
普通の旅行とは違う!?
イエローストーンなどの有名なアメリカの国立公園は、内陸の荒涼とした場所にあることが多いです。
夏でも朝晩は氷点下になる場所もありますし、高温や乾燥、日差しに対して特別に対策をしないといけない場所もあります。
また、たいていは人里離れた場所にあるので、GPSが使えなかったり、いつでも好きな時に買い物ができなかったりする場所もたくさんありますので、通常の旅行以上にいろんな準備が必要です。
過去に「アメリカ国立公園は準備が9割!」という記事も書きましたが、本当にそうだと思います。ぜひ事前にこちらの記事もご覧ください。
👉アメリカ国立公園の基本情報、お得なパス、準備するものは、こちらの記事をご覧ください。
以下には、この記事の中からいくつか抜粋したものを簡単にまとめました。
事前準備
旅行を決めたら、以下の事前準備をしましょう。
- ホテルの予約(国立公園内のホテルやロッジは予約は取りにくいので、早めに。)
- 飛行機の予約
- レンタカーの予約(チャイルドシートも忘れずに。)
- グーグルマップのオフラインマップをダウンロード
- アメリカ国外から旅行する場合、レンタルWi-FiやeSIMの準備 など。
※アメリカ国外から旅行される方は、アメリカでのスマホのデータ通信についても準備が必要ですが、eSIMの「Airalo」がおすすめです!
今回の旅行で、まず最初にやるべきことは、以下の通りです。(優先順位順)
- オールド・フェイスフル・イン(Old Faithful Inn)の予約
- その他の国立公園内の宿の予約
- 飛行機やレンタカーの予約
- ワイオミングの化石発掘体験の予約
お得な国立公園パス
1年に国立公園に3か所以上行くなら、「America The Beautiful」という名前の国立公園年パス(Annual Pass)がお得です。今回の旅行で、私もこちらのパスを購入しました。
また、4th Gradeの子供がいれば、入園無料のなる「4th Grade Pass」 や、年に数日入園無料になる日もあります。(National Park Passes)
持ち物
国立公園の旅には、以下の持ち物が必要です。
- レンタカーをするなら、スマホホルダー、ポータブルトイレなど。
- 日差しが強いので、つばのある帽子、サングラス、日焼け止めなど。
- 国立公園は荒涼な土地にあり、寒暖の差が激しいので、夏でも朝晩は薄手のダウンが安心。
- 国立公園内のトイレはきれいじゃないことや、手洗いがないこともあるので、ハンドワイプ、ハンドサニタイザーなど。
- 国立公園内のホテルやロッヂには、電子レンジがないことも多いです。湯沸かしポットを持参すると、即席みそ汁やカップラーメンを食べられて、癒されます。
日差しが強いので、つばのある帽子も必要。風で飛ばないように首ひも付きがおすすめ!
広大な大地には、トイレもなかなかないので、使い捨てのトイレもあると安心です。
👉アメリカ国立公園の基本情報、お得なパス、準備するものは、こちらの記事をご覧ください。
グランティトン国立公園
※【イエローストーン子連れ旅行➀】ソルトレイクシティ、イエローストーン編から続きます。
イエローストーン国立公園のウェスト・サムを後にし、グランティトン国立公園へ。
ジャクソン・レイク・ロッジ
ジャクソン・レイク・ロッジ(Jackson Lake Lodge)のロビーから、ティトン山脈とジャクソン湖が望めます。
ロビーの内装やソファーもとてもおしゃれです。宿泊客以外もロビーには入れるので、ぜひ立ち寄ってみてください。
センスの良いショップもあります。
ジャクソン・レイク・ダム
ジャクソン・レイク・ダム(Jackson Lake Dam)では、偶然放水している様子を見ることができ、子供たちは大興奮でした。
川では靴を脱いで水遊びも。ティトン山脈を望みながらの水遊びは、とても気持ちよかったです。
夏のロードトリップでは、子供が飽きないように、水遊びプランをちょこちょこ入れるのがポイントです!
チャペル・オブ・ザ・トランスフィギュレーション
チャペル・オブ・ザ・トランスフィギュレーション(Chapel of the Transfiguration)は、荒野の中にポツンとある、とても可愛らしいチャペルです。
チャペルの手前のゲートで、鐘を鳴らすことができます。大自然の中に響き渡る鐘の音を聞くと、「アルプスの少女ハイジ」な世界に浸れます。
祭壇に大きな窓があり、そこから美しいティトン山脈を望むことができます。
👉チャペルの様子はこちら!
👉美しいティトン山脈の様子はこちら!
現地スーパー
Pinedaleにある、3日目のホテルの近くにあった、Ridley’s というスーパーに寄りました。
食料品のほか、衣料品や日用品も売っていました。
ワイオミングで化石発掘体験
旅の最終日。朝6時にPinedaleのホテルを出発し、8時に予約していた、ワイオミング州ケミアにある化石発掘体験(American Fossil)へと向かいました。
砂利道を進むと看板が見えてきます。
現知へ向かう道は、途中から砂利道へ変わりました。
しばらくは看板もなく、この道で合っているのか不安でした。
看板が見えると、一安心。坂を下って行くと、現地が見えてきます。
近くには、ほかの化石発掘体験の会社(Fossil Safari)もあるようです。
まずは、説明を聞きます。
到着すると、まず発掘方法の説明を聞き、道具を借ります。
事務所とトイレがありました。
思っていたより、多くの人が参加していました。
明らかに観光客でない、プロっぽい人たちもいました。
いよいよ化石発掘体験に挑戦!
いよいよ化石発掘開始!
ここにある岩は、道具でひびを入れると、簡単に縦にきれいに割れます。強い力は必要なく、子供たちも楽しんで石を砕いていました。
見つけられる物は、主に、魚や魚のフンの化石でした。(子供たちは恐竜の化石を見つける気満々でしたが…笑)
砂まみれになりますので、汚れても良い服で行きましょう。
日陰もなく、日差しが強いので、帽子、サングラス、長袖が必要です。
化石を見つけたら、それぞれのお客さんの名前が書いてあるこちらの台に置いておきます。
化石を包みます
2時間パックを予約していたのですが、帰りの飛行機の時間が迫っていたので、1時間で切り上げました。予定の半分の時間でしたが、20個近く化石を見つけることができ、大満足。
電動カッターで石を小さく切ってもらい、一つ一つ新聞紙で包んで手提げ袋に入れました。
化石を包む新聞紙、持ち帰り用の段ボールや袋は、自分で持参しました。
帰りに、恐怖体験が待ち受けていました…
さて、ここまでは、いたって普通の楽しいアクティビティ体験談ですよね。しかし、このあと、空港へ向かう途中で、恐怖体験が待ち受けていたんです…。
➀まずは初級、「砂利道&草原」
この辺りは、電波が通じないので、事前にダウンロードしておいたグー○ルマップのオフラインマップに従って、運転していきました。
化石発掘体験なので、そもそもへんぴな場所にあり、現地から出発して、しばらくは砂利道が続きました。さらに、だんだんと道が細くなり、丘の上の草原のような場所に導かれました。
➁続きまして中級、「道=薄いタイヤ痕のみ」
さらに進むにつれ、道はと言えば、草原の上についた2本のタイヤの跡のみ…。
この時点で「絶対おかしいぞ…」と思ったのですが、スマホのグー○ルマップが示す場所から逸れておらず、また、電波が無いのでほかに調べる方法もなく、ただグー○ルマップに言われるがままに進むしかありませんでした。
今思えば、ここで引き返すべきでした。この時は、帰りの飛行機の時間も迫っていたので、そのまま突き進んでしまったのが、いけなかったです。
旅行は、やはり時間に余裕を持たせないといけないなと思いました。
➂最後に超上級、「崖級の下り坂」
そして、もうすぐコンクリートの道路に出られるぞと思った矢先に、目の前に崖級の下り坂が!!
よく、道路や平原を作るために、ショベルカーが山を崩したりしている、あのような土色の崖の山です。あんな山に黒いセダンがポツンといる姿を想像してみてください。恐怖しかありませんよね…。
しかもグー○ルマップが示している方向には崩れ落ちた道があるだけで、もうどの方向に進めばよいのかも分かりません。
このあたりでは、もう写真を撮る余裕もなし…。みなさんに正確な状況をお伝え出来ないのがほんと悔しいです…。
ちなみに、それまで泣いていた子供たちも、この時点では、あまりの恐怖に泣くこともできなかったみたいです(この話は、後から子供たちに聞きました。私自身は、当時、子供が泣いていたか泣いていなかったかも覚えていません)。親があまりに必死だと、子供たちも自分たちのことは自分たちで何とかしないとと思うようです。
私が外に出て、車で下れそうな場所を探し、運転手の夫に指示を出しながら、少しずつ下りていきました。下りた先にも巨大な穴が開いていたりして、それらを避けながら少しづつ進みました。
もう生きた心地はしません。ここで、パンクやエンストでもしたら、電波もないので、誰にも助けを呼べない。でも、前に進まないと帰れない…。
この時点で、すでに飛行機に乗れるとは思っていませんでした。とりあえず、生きてコンクリートの道へ出ることだけ考えていました。
➃おまけ、「柵」
何とか進み、ついにコンクリートの大きい道が見えました。ところが、その前に有刺鉄線の柵が!郊外を運転しているとよく見かける、道路と草原の間に立っている、あのどこまでも続く柵です。
ただ、これはもう学習済み。実は、化石発掘体験へ向かう途中もへんぴな道に導かれ、この時と同じようにコンクリートの道路に出る前にこのような柵に遭遇していたんです。
この時は、偶然にも柵の所有者らしき人がいて、柵のくいを地面から引き抜き、私たちの車を通してくれました。あの柵、公道へつながる部分は、簡単にくいが引き抜けるようになっているんです。
この経験があったので、ここでは落ち着いて、柵のくいを引き抜けそうな箇所を探し、無事コンクリートの道路に出ることができました。そして、奇跡的に帰りの飛行機にも間に合いました。
旅の教訓:「グー○ルマップも、完ぺきではない!」
今回、このような壮絶な経験をみなさんにお伝えしたかった理由は、「グー○ルマップのみを信じないでほしい」ということを伝えたかったからです。
決してグー○ルマップを非難しているのではありません!むしろめっちゃお世話になっています!ですが、世の中に完ぺきなものはないということを、恐怖体験を通して実感しました。
旅行後、化石発掘体験の公式サイトを確認したら、「グー○ルマップやGPSを使わないでください」と書いてありました…(泣)
はい、そうです、私がよく確認していなかったのがいけなかったのです…。でも、グー○ルマップが間違っているとは、なかなか思わないですよね…(泣)
この文章の下に、行き方が長い文章で書いてありました。これを辿っていったら正規の道路で行くことができたのだろうと思います。
今回の旅で、私が学んだことは、『グー○ルマップも、完ぺきではない!』ということ。
どこか少しへんぴな場所へ行く際は、まず公式サイトから行き方を調べ、そこでグー○ルマップを引用しているかを確認することが必要だと思います。
ちなみに、私は、帰宅後すぐ、グー○ルマップ宛てに、「この道はマップから削除するように」とリクエストを送りましたが、2年間以上削除されていませんでした…。
しかし、現在は削除されています!言ってみるもんだなあと思いました。(でも、あんな危険な道、もっと早く削除してよっとは思いましたけどね…。)
みなさんの安全な旅行のために、少しでもお役に立てますように。
まとめ
『イエローストーン子連れ旅行』の第2弾、『グランティトン、ワイオミングでの化石発掘体験編』として、
- グランティトンの基本情報
- 国立公園へ行く際の準備や持ち物
- 山脈と湖が美しい、グランティトン国立公園
- ワイオミングで化石発掘体験
- グー○ルマップも完ぺきではない!我が家の恐怖体験もご紹介。
をまとめました。
グランティトンでは、美しい山脈や湖、可愛いチャペルに癒されました。
化石発掘体験では、貴重な体験ができ、とても良い記念になりました。そして、その後の恐怖体験。生きて帰ってこれて、本当に良かったです…。
湯気がもくもくと上がる間欠泉、トルコのパムッカレのような白い棚田、大迫力の滝、七色やコバルトブルーの熱水泉、美しい山脈と湖など、いろんな表情を見せてくれる「バラエティ度No.1」国立公園、イエローストーン&グランティトンの旅。
正直かなり弾丸でしたが、とっても濃い、そして記憶に残る旅(良い意味でも悪い意味でも…)になりました。
みなさんも、ぜひこの壮大な旅を体験してみて下さいね!
👉【イエローストーン子連れ旅行➀】ソルトレイクシティ、イエローストーン編はこちらです。
👉アメリカ国立公園の基本情報、お得なパスや子連れ旅行で準備するものは、こちらの記事をご覧ください。
👉ほかのお出かけスポットや旅行先を知りたい方は、こちら
化石発掘キット。こんなのあるのですね~、誕生日プレゼントにも良さそう!
👉アメリカ生活で欠かせないアプリ、スマホSIM、VPN、オンライン英会話については、こちらの記事がおすすめ!