みなさん、こんにちは。
アメリカ・ニュージャージー（NJ）州で、2度目の駐妻ライフを送っているHatsy（はっちぃ）です。
👉こちらで自己紹介とサイトの使い方の説明をさせていただいてます。もしよろしければご覧ください。
みさなんは、アメリカに来たら、どこに旅行してみたいですか？
ニューヨーク、カリフォルニア、ナイヤガラの滝、フロリダのディズニーなど、いろいろとありますよね！
数ある候補地の中で、我が家が絶対に行きたかった場所の1つは、グランドキャニオンです。
今回は、グランドサークルと呼ばれるグランドキャニオン周辺を巡る、我が家の旅行記をご紹介！
レンタカーで8泊9日で行ってきた我が家の体験を、『グランドサークル子連れ旅行』と題して、５記事に渡ってまとめました。
本記事は、その第２弾『グランドキャニオン、ホースシューベンド編』です。
- グランドサークルの基本情報
- グランドキャニオンなどの国立公園へ行く際の準備や持ち物
- アメリカで過去一感動したグランドキャニオンの各観光名所、日の出日の入りスポットをご紹介
- コロラド川がダイナミックに削ったホースシューベンド
をまとめました。
6年間の駐在生活の中で、過去一に壮大な旅でした！ぜひ最後までご覧ください。
グランドサークルの基本情報
グランドサークルって何？
そもそも『グランドサークル』とは、何でしょうか？
Wikipediaによると、以下の通りです。
グランドサークル (The Grand Circle) は、アメリカのユタ州とアリゾナ州の州境にあるパウエル湖という巨大な人造湖を中心に、半径 230 キロメートルの円を描いた時、その円（サークル）の中に含まれるエリアの呼称。
10の国立公園、16の国定公園、19の国立モニュメントや州立公園が、その円（サークル）の中に含まれる。
Wikipedia「グランドサークル」
グランドサークルには、有名どころですと、
- グランドキャニオン国立公園
- アンテロープキャニオン
- モニュメントバレー
- アーチーズ国立公園
- ブライスキャニオン国立公園
などが、含まれます。
我が家は、こう周りました。
我が家がグランドサークル旅行をしたのは、一度目の駐在の2年目（2019年）の夏。6月終わりから7月頭にかけて、8泊9日で周りました。
2人の子供は、当時6歳と3歳でしたが、特に大きな問題もなく、無事楽しむことができました。
我が家の場合は、まずニュージャージーから飛行機でフェニックスへ飛びました。そこから、レンタカーを借りて、
➀フェニックス
➁セドナ
➂メテオクレーター
第２弾記事👈今回はこちら！
➃グランドキャニオン
⑤ホースシューベンド
⑥アンテロープキャニオン
⑦モニュメントバレー
第４弾記事
⑧ブライスキャニオン
⑨ザイオン
第５弾記事
⑩ラスベガス
と周り、ラスベガスから飛行機に乗ってニュージャージーに帰りました。
こちらの子連れ旅行記を、５記事に分けて、ご紹介します。本記事は、第２弾『グランドキャニオン、ホースシューベンド編』です。
👉グランドサークル子連れ旅行の記事については、「グランドサークル旅行」タグをご覧ください。
準備は、何が必要？
普通の旅行とは違う！？
グランドキャニオンなどの有名なアメリカの国立公園は、内陸の荒涼とした場所にあることが多いです。
夏でも朝晩は氷点下になる場所もありますし、高温や乾燥、日差しに対して特別に対策をしないといけない場所もあります。
また、たいていは人里離れた場所にあるので、GPSが使えなかったり、いつでも好きな時に買い物ができなかったりする場所もたくさんありますので、通常の旅行以上にいろんな準備が必要です。
過去に「アメリカ国立公園は準備が9割！」という記事も書きましたが、本当にそうだと思います。ぜひ事前にこちらの記事もご覧ください。
👉アメリカ国立公園の基本情報、お得なパスや子連れ旅行で準備するものは、こちらの記事をご覧ください。
以下には、この記事の中からいくつか抜粋したものを簡単にまとめました。
事前準備
旅行を決めたら、以下の事前準備をしましょう。
- ホテルの予約（国立公園内のホテルやロッヂは予約は取りにくいので、早めに。）
- 飛行機の予約
- レンタカーの予約（チャイルドシートも忘れずに。）
- グーグルマップのオフラインマップをダウンロード など。
今回の旅行で、まず最初にやるべきことは、以下の通りです。（優先順位順）
- アンテロープキャニオンのツアーの予約
- モニュメントバレーのThe View Hotelの予約
- 各国立公園内の宿の予約
- 飛行機やレンタカーの予約
お得な国立公園パス
1年に国立公園に3か所以上行くなら、「America The Beautiful」という名前の国立公園年パス（Annual Pass）がお得です。今回の旅行で、私もこちらのパスを購入しました。
また、4th Gradeの子供がいれば、入園無料のなる「4th Grade Pass」 や、年に数日入園無料になる日もあります。（National Park Passes）
持ち物
国立公園の旅には、以下の持ち物が必要です。
- レンタカーをするなら、スマホホルダー、ポータブルトイレなど。
- 日差しが強いので、つばのある帽子、サングラス、日焼け止めなど。
- 国立公園は荒涼な土地にあり、寒暖の差が激しいので、夏でも朝晩は薄手のダウンが安心。
- 国立公園内のトイレはきれいじゃないことや、手洗いがないこともあるので、ハンドワイプ、ハンドサニタイザーなど。
- 国立公園内のホテルやロッヂには、電子レンジがないことも多いです。湯沸かしポットを持参すると、即席みそ汁やカップラーメンを食べられて、癒されます。
日差しが強いので、つばのある帽子も必要。風で飛ばないように首ひも付きがおすすめ！
広大な大地には、トイレもなかなかないので、使い捨てのトイレもあると安心です。
旅先で汁物があると癒されますよね。折りたためるポットがおすすめ！
👉アメリカ国立公園の基本情報、お得なパスや子連れ旅行で準備するものは、こちらの記事をご覧ください。
グランドキャニオン
※【アメリカ・グランドサークル子連れ旅行➀】フェニックス、セドナ、メテオクレーターのおすすめ観光名所からの続きです。
メテオクレーターを訪れた後、、40号をフラッグシップまで戻り、89号を北上し、64号に入り、アリゾナ州グランドキャニオンのサウスリムへ向かいます。
「グランドキャニオン」は、アリゾナ州北西部に位置する、コロラド川に寄って削られた渓谷です。全長約450km、最大幅約30km、深さ約1.6kmです。
現在も浸食は進んでおり、最古の地層は20億年前のものだそうです。
1919年にアメリカの国立公園に指定され、1979年には世界自然遺産に登録されました。
ノースリムとサウスリムがありますが、アクセスが良く、多くの観光スポットが集まっているのは、サウスリムです。私も今回サウスリムを訪問しました。
2023年の国立公園（National Park）の年間入園者ランキングでは、第2位でした。（Annual Park Ranking/National Park Service）
※グランドキャニオンへ行く前に、閉鎖されている道などがないか、必ず公式サイトで確認しましょう。→Grand Canyon National Park「Alerts & Conditions」
ナバホ族の露店
途中に、ナバホ族の露店が出ていたので、寄ってみました。
グランドキャニオン入り口（East Entrance Station）
East Entrance Stationから、グランドキャニオン国立公園へ入場しました。
入場料金を払うか、年パスをお持ちの方は、年パスとIDを見せます。私は、こちらで、国立公園年パスを購入しました。
国立公園内の駐車場は無料です。
デザートビュー展望塔
グランドキャニオンの最初の訪問場所は、デザートビュー展望塔（Desert View Watchtower）。
ここからは、コロラド川をくっきりと見ることができます。
1932年に建てられた、7階建ての石造りの塔です。塔の中にはショップもあり、無料で登ることもできます。
この年（2019年）は、グランドキャニオンがアメリカ国立公園に指定されて100年の記念すべき年でした。
敷地内には、駐車場、トイレ、ガソリンスタンド、グローサリーストアがありました。
Grandview Pointで夕日
この日は、グランドビューポイント（Grandview Point）で夕日を見ました。敷地内には、駐車場、トイレがあります。
こちらは柵もないので、十分気をつけましょう。
あの男性、どうやってあんなところまで行ったのか、不明でした。。
Maswik Lodge に宿泊
グランドキャニオンでは、マスウィックロッヂ（Maswik Lodge） に2泊しました。
バルコニーで朝食を食べました。森の中で、迎える朝は、とても気持ち良かったです。
ゴミ箱に、日本語が書いてあるのを発見！
Mather Point Overlookで朝日
旅行4日目は、4時半に起き、マーサーポイントオーバールック（Mather Point Overlook）で朝日を見ました。
Visiter Centerの駐車場に車を停めて、歩いていきました。
アクセスもしやすく人気のポイントなので、日の出や日の入の時間にはかなり混みます。
日が昇る前後で、キャニオンの見え方もかなり異なります。
夜明け前はかなり冷え込みますので、薄手のダウンが必要ですが、日が昇ると暖かくなります。
Bright Angel Trail
日の出を見て、いったん宿に戻り、午前中にブライトエンジェルトレイル（Bright Angel Trailhead）へ。
こちらは、Bright Angel Lodgeの近くにあります。敷地内には、駐車場、トイレ、書店などがあります。
こちらのトレイルも大変人気なので、駐車場を確保したければ、朝早く行動するのがベターです。
夏にトレイルと歩くのであれば、暑くなる前に、なるべく早く行動を開始することが大事です。
我が家は、朝9時に着きましたが、駐車場はすでに9割ほど埋まっていました。
このトレイルは、2,091 mの高さから底のコロラド川まで続く、全長約12.４kmのトレイルです。
我が家の場合、幼児がいたので、400mくらい下っただけでしたが、それでも往復で1時間くらいかかりました。
First Tunnel(Upper Tunnel)が、300mくらい下ったところにあるので、幼児連れの方は、そこが良い目安だと思います。
我が家は、そこから1kmくらい下ったSecond Tunnel(Lower Tunnel)まで行こうと思っていましたが、全く無理でした。
トレイルは、下りはすいすい歩けますが、帰りの上りはその倍以上時間がかかるので、早めに切り上げるのがベターです。
トレイルは砂利道で、下りは特に滑りやすいので、十分気をつけましょう。
ミュールツアーというラバに乗ってトレイルを行くツアーもありますが、あんな細い道をラバに乗っていくなんて、私には信じられませんでした。
トレイルには、ラバのフンも落ちているので、足元に注意しましょう。
10分程度下ると、First Tunnel(Upper Tunnel)が見えます。
First Tunnel(Upper Tunnel)を過ぎ、Second Tunnel(Lower Tunnel)まで目指そうと思いましたが、暑すぎて断念しました（午前9時台でしたが…）。
トレイルは影もほとんどないので、夏はとにかく暑く、ほんの少し歩くだけでも水は必ず必要です。
道は細く、柵もないので、小さいお子さんは十分注意が必要です。
戻ったら、水汲み場がありました。
買い出し、洗濯
トレイルを歩いた後、買い出しと洗濯に向かいました。
夏場は、特に幼児連れですと、真昼間に出歩くのは厳しいので、昼の時間を使って買い出しや洗濯をするのも良いと思います。
Grand Canyon Village Market & Deliは、食料品、お土産物、デリ、フードコートなどが入ったかなり大型のマーケットです。
フードコートもあります。
大型の鹿、エルクにも遭遇しました。普通に道路を歩いているので、車の運転には注意しましょう。
洗濯は、少し離れたMather Campground Showers and Laundryでしました。洗濯洗剤、洗濯ネットなどは持参しました。
Grand Canyon Visitor Center
買い出しと洗濯を終え、いったんMaswik Lodgeへ戻り、休憩を取りました。
その後、Grand Canyon Visiter Centerへ。敷地内には、広い駐車場、レストラン、ギフトショップなどいろんな施設があります。
ビジターセンターの中では、グランドキャニオンの成り立ちを学べます。
外の掲示板には、各ポイントの天気や、日の出日の入り時間が書いてあります。
ギフトショップも広くて、いろんな商品があります。
レンジャーグッズに一目ぼれしてしまい、家族みんなの帽子を買いました。
子供たちのヒーロー、ナショナルパークレンジャーと記念撮影。
Yaki Point
ヤキポイント（Yaki Point）へは、バスでしか行けません。バスは、Visitor Centerから乗りました。
着くと、すぐにこの雄大な景色を見ることができます。
バスでしか行けないので、比較的空いていて写真も撮りやすいです。人混みを避けて、雄大な世界に浸りたい方におすすめの場所です。
柵がないところもあるので、ご注意ください。
上の方の地層のグラデーション、下の方のごつごつ感。これこそ、まさに、ザ・グランドキャニオン！
Yavapai Pointで夕日
旅行4日目の日の入は、ヤバパイポイント（Yavapai Point）で見ました。駐車場、トイレ、博物館があります。
ホースシューベンド（Horseshoe Bend）
翌旅行5日目は、グランドキャニオンを後にし、89号を北上。
午前中に予約したロウワーアンテロープキャニオンのツアー（旅行記➂でご紹介します。）に参加し、その後、アリゾナ州ペイジにあるホースシューベンド（Horseshoe Bend）へ。
「ホースシューベンド」は、アリゾナ州北部ペイジにあります。
砂岩がコロラド川に寄って「馬蹄（Horseshoe）」のような形に削られているので、この名前が付きました。
エメラルドグリーンのコロラド川と、砂岩のコントラストがとても美しいです。
入場料はかかりませんが、駐車場料金が車1台10ドルかかります。（国立公園パスは使えません。）
駐車場からホースシューベンドまで、片道約1.2km（下りは15分）の道のりです。炎天下の中、日陰もなく、帰りは緩やかな上り坂なので、夏場は本当にしんどかったです。今回の旅行でここが一番過酷でした。
私たちは、午後1時という一番暑い時間に訪問してしまいましたが、夏場は、朝早くか夕方に訪れるのがベターです。
すぐ着くだろうとなめがちですが、多めの水や帽子などしっかりとした対策が必要です。
※「2023年時点で、砂利道だったトレイルが舗装されて、さらに平らになった」というブログ記事を読んだので、今は少し歩きやすくなっているのかもしれません。
ペイジのウォルマート
ホースシューベンドやアンテロープキャニオンがあるアリゾナ州ペイジは大きな町で、ウォルマートもあります。
こちらで、日用品や食料を調達できます。
まとめ
『グランドサークル子連れ旅行』の第２弾『グランドキャニオン、ホースシューベンド編』として、
- グランドサークルの基本情報
- グランドキャニオンなどの国立公園へ行く際の準備や持ち物
- アメリカで過去一感動したグランドキャニオンの各観光名所、日の出日の入りスポットをご紹介
- コロラド川がダイナミックに削ったホースシューベンド
をまとめましたが、いかがでしたか？
念願だったグランドキャニオンは、想像よりはるかに雄大でした。大自然を目の前にして、人間って自然のほんの一部なんだなあとしみじみ感じました。
一生に一度は、ぜひとも訪れていただきたい場所です！
次回は、『グランドサークル子連れ旅行』の第３弾、『アンテロープキャニオン、モニュメントバレー編』に続きます。
👉このほかのグランドサークル子連れ旅行の記事については、「グランドサークル旅行」タグをご覧ください。
👉アメリカ国立公園の基本情報、お得なパスや子連れ旅行で準備するものは、こちらの記事をご覧ください。
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