みなさん、こんにちは。
アメリカ・ニュージャージー(NJ)州で、2度目の駐妻ライフを送っているHatsy(はっちぃ)です。
👉こちらで自己紹介とサイトの使い方の説明をさせていただいてます。もしよろしければご覧ください。
2022年11月から2度目の駐在生活を送っている私ですが、2022年3月に、1度目の駐在が終わって日本へ本帰国しました。
その際に、アメリカと日本との違いをひしひしと感じたので、前回の【日常生活編】に引き続き、今回は、
「アメリカから日本に本帰国して驚いたことベスト5【学校・塾編】」
をまとめてみました。
同時期に本帰国したお友達Aさんのベスト5も一緒にご紹介します!
すでに本帰国された方には、「そうだよね~!」と共感してもらえると嬉しいです。
これから日本に帰国される方や渡米準備中の方も、ぜひ今後の生活の参考にしてみてください。
👉アメリカから日本に本帰国して驚いたことベスト5【日常生活編】は、こちらです。
👉本帰国やることリストは、こちらの記事をご覧ください。
帰国して驚いたことベスト5 by Hatsy
我が家の子供たちは、駐在中は毎週土曜日に日本語補習校へは通っていましたが、正真正銘の日本の小学校は初!親子共々、驚きの連続でした。
地域によって違いはあるかとは思いますので、あくまでも私の主観だという点をご了承くださいねw。
➀子供の学用品の準備が超大変
学用品の準備。これは以前から耳にはしていましたが、こんなに大変だとは…。
アメリカでも私のタウンは学用品は自分で買いそろえないといけなかったし、名前も一応書くようには言われていましたが、ある程度は適当で大丈夫でした。
ところが、日本はまず学用品の種類が多い!
筆記用具をはじめ、算数セット、絵具セット、習字道具、リコーダー、ピアニカ、上靴、体操服、手提げ袋、給食袋などなど。
さらに、下の子は新一年生だったので、準備すべき学用品リストを配布されたのですが、上の子は転入生扱いなので、特に新たな学用品リストはもらえませんでした。
なので、前日に「明日コレが要るらしい」と子供に言われることが多発。最初の数週間はほぼ毎日、ダイソー、西松屋、アリオなどへ学用品を買いに走り回っていました。
そして、その後の名前書きがさらに大変。算数セットに入っている、あの悪名高き「数え棒」にも記名しましたよ…。
記名シールがあったので、数え棒に直接書かなくて良かったのは助かったけど、その記名シールも極小!もう完全に忍耐勝負ですよね、これ。
あとは、学校からいろんなプリントを提出するように言われますが、私が疑問の思ったのが「家までの地図」。これ、要る??笑。
今や紙の地図を見て目的地へ行く人なんていないでしょ!と思うのは私だけでしょうかw。
自分が小学生の頃に母親が書いていたのを思い出したけど、その時代から更新されていないのか、はたまた未だにこれを維持する何か深い理由があるのか…。
ま、なんとなくこのあたりの地区に住んでいるという事が分かるというメリットはあるのかなとは思いましたが、とりあえず謎でした。
ちなみに、私は何も考えずに手書きで書いてしまいましたが、友達はGoogleマップを印刷して張り付けていました。恥ずかしい…。
皆さんは、Googleマップをお使いくださいね!(というか、コレ、ほかの学校でもまだあるのでしょうか…?)
👉アメリカの学用品については、こちらの記事をご覧ください。
➁入学式の服装
下の子は新一年生だったので、入学式もありました。
アメリカではもちろんそんな形式ばったものはないので、親子ともに何を着て行けばよいのか悩みました。
結局、この日のためだけに新しい服を買うのもはばかれたので、私は10年前のセットアップ(まだぎりぎり着れて良かった~)、子供は上の子が着ていたワンピースで入学式に臨みました。
周りの子の傾向を見ると、女の子は、女子高生のブレザーの制服のようなセットアップを着ている子が多かったです。
胸元にはリボン、そして色は紺などシックなものが多かったです。うちの子は、薄いピンクだったので結構目立っていました。
男の子も紺や黒が主流でした。
そして、ママたちも意外ときっちりした服装が多かったので、私の時代遅れのセットアップもそんなに違和感なかったです。
ラフな格好の方もいましたので、わざわざ買うくらいならあるもの(ジャケット、ワンピースなど)を着ていくので十分だと思います。(地域にもよると思いますが…。)
👉アメリカの学校行事については、こちらの記事をご覧ください。
➂ランドセル、重っ!
アメリカでは、小学校低学年では、学用品や教科書・ノートはほとんど持ち帰りません。リュックの中は、お弁当箱と水筒、あとはプリントを持ち帰るためのファイル一冊くらいです。
なので、日本に来て、ランドセルのあまりの重さにびっくりしました。特に高学年の上の子のランドセルは、後ろにひっくり返らないかと心配なくらい重かったです。
さらに、上靴や給食袋、手提げ袋などを持つので、特に低学年の子供たちは荷物に埋もれている感じがします笑。
そして、20分以上かけて歩いて登下校するので、我が家の子供たちは最初の1か月は、「重い!遠い!」と文句たらたらでした。特に雨の日や猛暑の日は地獄でした…。
でもそのおかげか、日本の子供の方がアメリカの子供より運動神経が良い子が多いと思います。
あまりに重すぎると問題ですが、「ランドセルを背負って徒歩で登下校」という日本の伝統は、子供の体力づくりの一助を担っていると感じます。
ただ、アメリカのでも中学生になると、クロムブックを持ち帰るので、一気にカバンが重くなります。
さらに、中学校以上は、生徒が各教科ごとに教室を移動するのですが、毎回その日の全教科の学用品が入ったカバンを持ち運んで一日中過ごすので、かなり大変そうです。(中学校以上になると、一般的に各生徒に鍵付きのロッカーが割り当てられるのですが、我が子の学校では、授業の間の時間が短く、ロッカーに寄る時間がないので、全教科を持ち歩かないといけないようです。)
➃1クラスの人数が多い
これは学校に寄るとは思いますが、我が子の小学校では、1クラスに生徒が35人前後いました。
アメリカでは、1クラス二十数人だったので、子供たちはクラスメイトの多さに驚いていました。
なので、日本の先生は本当に大変だろうなと思います。人数が多いと授業を適切に進めるのも大変だし、単純に事務作業も増えますもんね。
実際、上の子のクラスは、保護者参観日の時でさえ生徒はうるさくて、学級崩壊気味でした。
先生個人というより、1クラスの人数を減らしたり、サブの先生を付けたり、学校や市のサポート体制を整えてほしいと一保護者として思いました。
⑤教室で男女が同時に着替え
これは、本当に驚きました。身体の性差が出てくるような高学年でも、1つの教室で男女が着替えをするなんて、かなりびっくりでした。
アメリカでは性に関する問題は厳しく、親子であっても異性間でお風呂に入るのは虐待と取られることがあるので、男女で同じ空間で着替えるなんてあり得ないです。(そもそもアメリカでは、体操服もないしプールの授業もないので、着替えるという事自体がありませんが。)
これについて少し調べてみたら、国も2005年には、男女同室着替えを「極めて非常識」としています。(男女共同参画基本計画(第2次)概要p3)
更衣室がないなど設備面での問題があるのかもしれませんが、これは早急に対応もらいたいと思いました。
子供にも聞きました!日米の学校の違い
実際に日々違いを体感していた子供たちにも聞いてみました。私が知らない事もあり、興味深かったです。
アメリカの学校の方が良いと思うところ
➀クラスの生徒の人数が少ない。
やはり、子供たちもこの点をまず挙げました。
生徒の人数が少ないと、必然的に先生が1人1人の生徒に目をかける時間も増えます。子供たちは、「手を挙げてもたくさん当ててくれるのが嬉しい!」と言っていました。
➁発言するときは必ず手を挙げる。
この視点は、私は初めて知りました。日本でも発言するときは手を挙げないといけませんが、アメリカではこのルールがより厳格なようです。
また、これはクラスに寄りますが、指のサインが決まっていて、「ティッシュを取りに行きたい時」は『2』、「水を飲みたい時」は『4』、「トイレに行きたい時」は人差し指と中指をクロスさせるなど、指で自分のやりたいことを先生に伝えるルールになっています。
このルールのおかげで、クラスが騒がしくなりにくいから良いと話してくれました。
さらに、これは良いなと思ったのですが、低学年の下の子のクラスには、「calming corner」という、授業中に子供たちが心を落ち着かせることができる場所が教室の中にあるそうです。
そこでは、ロッキングチェアやsquishies toysやpop itなどの気持ちを落ち着かせるおもちゃなどがあるようです。
➂休み時間が学年別だから、校庭が混雑しない。
日本だと、1~6年が同じ時間に休み時間を取るので、校庭が混雑して、サッカーが禁止になっているようです。
アメリカだと、学年によって休み時間が違うので、校庭も広く使えて良いようです。
日本の学校の方が良いと思うところ
➀教室がきれい。
日本では上履きに履き替えるので、校舎内の床がきれいです。
また、自分たちで教室やトイレを掃除するから、みんな綺麗に使おうと心がけているので、校舎がきれいに保たれていると言っていました。
アメリカでは、靴のまま校舎に入りますし、掃除担当のスタッフがいるので、生徒も先生も掃除はしません。
ですので、基本的に日本より校舎内は汚く、特にトイレは汚いのが常態化していて嫌なようです。
➁登下校時に友達と歩けるので楽しい。
日本では、子供たちだけで登下校できるので、それが楽しかったようです。
アメリカでは、スクールバスか自家用車、徒歩であっても親が同行することが通常です。
家でも大体12歳未満の子供に留守番をさせてはいけません。州によっては法律で年齢が決まっていたりします。
ちなみにニュージャージー州では法律では決まっていません。(Age a Child can be Left Home Alone by State 2023)
➂給食が美味しい。
我が家の子供たちもやはり学校になじむのに時間がかかりましたが、最初のうちはとりあえず給食のために学校に行こうと促していました。
しばらくすると、自分たちで献立を見て「今日は〇〇だ!」と言い、登校するモチベーションを自ら上げていました。
アメリカの学校にもカフェテリアがありますが、ピザやマフィン、ポテトチップスなど不健康なものが多いので、私は毎日お弁当を持たせています。
日本の温かくて美味しい、そして栄養バランスが良い給食はマジで神です!!
給食を、自分たちで給仕するのも楽しかったようです。
特に、小分けされていないおかずをよそう当番になった時は、量や具材が全員に均等にいきわたるように工夫してよそうのが面白いと話していました。
帰国して驚いたことベスト5 by Aさん
私には小学生と未就学児の子がいるのですが、公立小学校と私立幼稚園に通うことになりました。
今となってはこんなものかという感じですが、その時は本当にバタバタしました。
そして、少し慣れてきた頃に高学年の長男は帰国子女用の塾に通い始めました。そこでも衝撃を受けました。
以下では、私目線で書きました。この地域特有のことも多いと思います。そんなこともあるんだな〜というスタンスで読んでもらえるとありがたいです。
➀ 学校から配られるプリント多すぎ! (私、結構読み込んでます。)
これは今でも変わらないんだなあという驚きです。自分が学生の頃からほとんど変わっていません。
私の幼少期に個人的に好きだった読み物系お便りの保健だより、給食だよりもまだ健在です!
今は学童クラブや地域の児童館などのイベントも多く、また学校に馴染めない子のための集まりや相談窓口のお知らせも定期的にきます。
子ども達のことを考えて作ってくれてるんだろうなあとジーンときます。
ただ!
プリントの片隅には詳しい持ち物が記載されていたり、爆弾情報が散りばめられています。
幼稚園も同様で、片隅に、よく洗ったプリンカップとかトイレットペーパーの芯持ってきてくださいとか書いてありますので、よーく読んでくださいね。
高学年の長男からは、プリントがまず出てこないので、こちらから積極的に情報取りに行くこともあります。
『今日とか、そろそろ〇〇(かっこいい漢字の題名の学年便り)配られる頃だよね。』というように。。。
壁にはプリント貼らない主義でしたが、今はベタベタに貼って毎日チェックしていますよ。とほほ笑
アメリカ時代はメール連絡で、英語名の様々な宛先から複数のメールが来てました。結構大変ですよね。
でも、日本でも少しずつデジタル化もされています。
この地域だけかもしれませんが、”すぐーる”というアプリや、”ロイロノート”という子どもの学校から貸与されるタブレットのアプリにも適宜情報が届きます。
プリント、アプリ、全方位ご注意ですよ!
➁ この地域だけ?? 時間割表が無い!?
昔は教室の前に時間割が貼ってあり、自分で小さな表に写したりして持ち物チェックしていましたよね。
最近は1学期のカリキュラムのみ決められており、日々の時間割は学年かクラスごとに決まる様です。
学年によっては1週間ごとに発表されたり、また別の学年では前日に発表され、時には夕方にタブレットに連絡がくるので気は抜けません。
臨機応変で、クラスによって進み具合が違うし、そんな風にしているのかな??
アメリカ時代の子の現地校はかなり細かく決まってましたね。休み時間もランチタイムも短かったなあ。
日々の授業のやりくりは、アメリカの方がシビアな印象です。
日本は中休みも10時頃あり、運動場へ出ることもできます。
➂ あだ名は禁止、苗字+さんで生徒同士は呼び合います。
こちらも学校によって違いがあると思うのですが、いじめ対策でこのような決まりになった様です。校長先生からも入学式の際にお話しがありました。
男女問わず〇〇さんというのは良いかもしれませんね。賛否あると思いますが、子どもだからこそ、相手に呼び方で敬意を示すというのは良いことだと思います。
敬意さえあればあだ名でも良い気はするので、少し寂しい気持ちもありますが…。新参者の我が子たちにとっては良いことなのかもしれません。
➃ 日本の塾は、帰国子女塾であっても週3~4もしくは5で授業があります。
本当に日本の小学生って頑張っています。
ドラマや漫画でも知られている様に、中学受験界はもちろんすごいのですが(地域にも依る)、帰国子女受験界も同様。
とんでもないところに頭を突っ込んでしまったと思いました。
長男は、アメリカにいた頃から通っている日系受験塾国際部にそのまま通い始めたのですが、全くアメリカ時代と雰囲気が違います。
良い意味でも悪い意味でも、伸び伸びとのんびり学習していたのが、かなり喝を入れられます。
週1か週2だったのが、高学年ということもあり、ほぼ毎日授業があるという状況。宿題も多くなりました。
勉強嫌いの我が子ですが、宿題状況や授業態度について先生からご指導の電話を頂くこともありました。おかげで、夏期講習を経たら、本人は馴染んできて楽しくなってきた様です。
アメリカでお世話になった先生に、日本でお会いできるのも嬉しい様です。先生方がとても真剣で、とても良い経験ができていると今は思います。
ちなみに、英語力キープはどうしているかというと、『帰国子女アカデミー(KA)』というフル英語の塾にお世話になっています。
これまた本当に素晴らしい塾で、提供されるカリキュラムをちゃんとやれば、日本にいる今でも確実に英語力は上がる!と思っています。
子どもは何より授業が楽しい様です。 結果につながるのが一番ですが、こちらも本当に良い経験が出来ています。受験関係なく、下の子にも受けさせたい・・・
⑤ 体力、忍耐、やっぱり必要。コロナ禍の日本の学校。でも給食は癒し。
アメリカ時代はスクールバスもあり、車で送迎も可能なインフラでしたが、日本のこちら東京では、車で学校に行くことは難しい状況です。
生徒は、みな通学路をランドセルやサブバックを持って歩きます。
我が子たちの体力の問題ですが、初めは行き帰りだけでへとへとになっていました。しかも蒸し暑いので汗をかきますし、基礎体力をつけなければ、夏は乗り越えられないと思いました。
帰宅後は各種習い事、学習塾。 運動会もアメリカのそれとは全く違う、真剣勝負です。家でも練習していました。
子ども達はこの違いを楽しんではいますが、日常辛いことも稀にある様で、親が励ましながら何とか通う半年間でした。
しかも、まだまだ日本はコロナ禍ですので、学校も顕著で、マスクや黙食もまだまだ続いています。
大人の私としても、マスクをしての初対面はなかなか友人が作りづらく、はじめは孤独を感じることもありました。子どもはもっとだろうなあと心配になってしまいます。
でもそんな中でも、今では2年振りの林間学校や運動会、遠足など、様々な行事が戻り、学校には感謝しています。
子どもは日本の学校で一番好きなところは、”アメリカとは比べものにならない位美味しい給食”だそうです。お母さん、給食みたいなの作ってと言われます 笑。
まとめ
「アメリカから日本に本帰国して驚いたことベスト5【学校・塾編】」、いかがでしたか?
こうやって挙げてみるとたくさんありましたね!子供たちやお友達の意見を聞くのも、なかなか面白かったです。
「日本の給食が神!」という事だけは、普遍の様です笑。
これから日本に帰国される方や渡米準備中の方にも、参考にしてもらえれば嬉しいです。
アメリカから日本に本帰国して驚いたことベスト5【日常生活編】は、こちらです。
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