みなさん、こんにちは。
アメリカ・ニュージャージー(NJ)州で、2度目の駐妻ライフを送っているHatsy(はっちぃ)です。
👉こちらで自己紹介とサイトの使い方の説明をさせていただいてます。もしよろしければご覧ください。
アメリカに、駐在帯同者(駐妻、駐夫)として来られたみなさんの中には、アメリカでも働いてみたいと思われている方も多いと思います。
ただ、どのように就職活動をすれば良いか、英語力はどれくらい必要なのか、実際に働いてみたらどんな感じなのかと、いろいろと不安で、なかなか最初の一歩を踏み出せない方も多いと思います。
今回は、そんな駐妻・駐夫のみなさんに向けて、
- 駐在帯同者(駐妻、駐夫)がアメリカで働くために必要なもの
- 駐在員の会社からは、どのような制限があるのか?
- アメリカでどうやって仕事を見つけるか?レジュメの書き方は?
- アメリカで働いていたことがある3人の駐妻さんの経験談(就職活動、必要な英語力、働いてみた感想など)
- I-94の確認・修正の方法
をまとめました。
アメリカで働こうかどうしようか、働きたいけど何から始めればよいか迷われている方に、ぜひ参考にしてもらえたらと思います。
※正確に言えば、「駐在員の配偶者で帯同した者」となりますが、ここでは、単に「駐在帯同者」という言葉を使います。
駐在帯同者(駐妻、駐夫)がアメリカで働くために必要なもの

そもそも大前提として、駐在帯同者(駐妻、駐夫)は、アメリカで働きたいと思っても、自由に働けるわけではありません。
まずは、駐在帯同者として、以下の条件をクリアしているか、調べましょう。
- アメリカで就労できる資格があること。
- 駐在員の会社から、帯同者が働くことについて制限がないこと。
それぞれについて、詳しく見ていきましょう。
➀アメリカで就労できる資格があること

駐在帯同者が、アメリカで就労できる資格があるのは、
- 就労許可証(EAD)を持っている
- EおよびLビザの配偶者
のどちらかの場合です。

就労許可証(EAD)の申請には、400ドルくらいかかりますし、審査期間も、通常は数か月から半年かかります。
EおよびLビザの配偶者の就労許可について
2021年11月12日以降、米国移民局(USCIS)は、EおよびLビザの配偶者に対して、ビザステータスに基づく自動的な就労許可(incident to status)を認める方針を発表しました。つまり、別途就労許可証(EAD)は必要なく、ビザステータスだけで働けるようになりました。
それに伴い、2022年1月30日以降、米国税関・国境警備局(CBP)およびUSCISは、EおよびLビザの配偶者に対して、以下の新しい入国資格コード(Class of Admission:COA)を付与したI-94を発行しています。
Eビザ配偶者→E-1S, E-2S, E-3S
Lビザ配偶者→L-2S

配偶者ということを示すために、配偶者のビザステイタスの末尾に「S」(Spouse=配偶者)が付きます。
アメリカへ入国するたびに新しいI-94が作成されるので、入国毎に確認しましょう。
このI-94が、EおよびLビザの配偶者がアメリカで就労できることの証明となります。
参照→USCIS:USCIS Updates Guidance on Employment Authorization for E and L Nonimmigrant Spouses
I-94の確認・修正方法
I-94とは?
I-94とは、米国税関・国境警備局(CBP)によって発行される、アメリカに入国する外国人の出入国記録です。
アメリカ滞在が90日以内の旅行者は、ESTAを申請しますが、それ以外のVISA保持者が、I-94の対象です。
I-94は、➀I-94Website/米国税関・国境管理局(CBP)の「Get Most Recent I-94」から見ることができます。

➁氏名、生年月日、国籍、パスポート番号(Document Number)を入力します。

➂「Class of Admission」の末尾に「S」が付いていることを確認できたらOK。


ちなみに、領事館からも4月にメールが来ましたが、18歳以上の外国人は、国土安全保障省(DHS)が発行する登録証明書(I-94、就労許可証、グリーンカード等)を常時携帯する義務があります。
VISA保持者であれば、I-94を、紙に印刷するか、PDFでスマホに保存しておきましょう(スクショでは不十分)。
I-94のフォームには有効期限(右下に記載)があるので、期限が切れたら最新のものを携帯しましょう。
I-94の修正方法
もし、「Class of Admission」の末尾に「S」が付いていなければ、Deferred Inspection Sites/米国税関・国境管理局(CBP)に修正依頼をします。
私の場合、ニューヨークのJFK空港へ電話をかけ、ものの数分で修正できました。以下に、私の経験に基づく、I-94の修正方法をご紹介します。
➀Deferred Inspection Sites/米国税関・国境管理局(CBP)から、最寄りの空港を探す。
※入国した空港でなく、どの空港でも良いようですが、万が一出向かないといけないことを考えて、最寄りがベター。(参照:America Joshというアメリカ移住者向けのサイト→Deferred Inspection – Correcting immigration entry mistakes (I94 fixes) in 2025)
※ニューヨークやニュージャージーの方であれば、JFK空港がおすすめです。(Newarkは、対応がとても悪かったと友達から聞きました。)
※「I-94 Correction Instructions」にメアドが書いてある空港では、メールで修正依頼をするのかもしれません。
➁手元にI-94とパスポートを準備し、電話をかけ、「I-94を直してほしい」ことを伝えます。
※JFK空港の電話番号は、718-553-3683(月~木の9時~14時)。
※メアドは、i94jfk@cbp.dhs.gov (万が一、メールで送ってと言われた場合。このメアドは、公式サイトには載っていませんが、確認済です。)
➂係員から、I-94記載の情報をいくつか聞かれるので、答えます。
私が過去に聞かれたことは、次のとおり。
- パスポート番号(Document Number)
- Admission I-94 Record Number
- Arrival/Issued Date
- Last Name
など。その時によって異なります。
➃電話を切り、しばらく経った後に、I-94を開き、修正されていることを確認します。

修正方法についてネットで調べてみると、空港内のCBPに出向く、メールで必要書類を添付して申請するなど、いろんな情報が出回っていますが、私は上記の方法で、何度も修正してもらっているので、JFK空港については、このやり方で大丈夫だと思います。
➁駐在員の会社から、帯同者が働くことについて制限がないこと

駐在員の会社が、帯同者がアメリカで働くのを禁止していたり、条件が決められていたりする場合もありますので、駐在員の会社に確認します。
以下の場合に分けられると思います。
➀帯同者が働くこと自体を禁止している。
➁帯同者が働くことを認めているが、条件付き。(扶養の上限を超えると、帯同者としてのベネフィットがなくなるなど。)
➂帯同者が働くことを、無条件で認めている。
「扶養内」という条件がある場合が多いです。
私の経験上、➀や➂は少数派で、➁の「帯同者が働くことを認めているが、条件付き」という会社が多い印象です。
その条件とは、「扶養の範囲を超えたら(年収103万円以上など)、帯同者としてのベネフィットがなくなる」というものが代表的だと思います。
- アメリカでの医療保険
- 健康診断費用
- 一時帰国費用
- 家賃の算定に考慮する家族人数に含まれる
- 給与算定上の扶養家族に含まれる
- 語学学習費用 など。
以上のベネフィットを上回るくらい働くとなると、かなり本気で働かないといけないので、条件内で働こうと思われる方が多いのが現状だと思います。

その他に、税務関係を自分でやらなければならない場合は、それも障壁になると思います。
夫婦合算で、駐在員の会社で税務関係もやってくれるのか、自分でやらないといけないのか、駐在員の会社に確認しましょう。
駐在帯同者の就職について、インスタのアンケート結果
駐在帯同者の就職については、みなさんも関心が高かったので、インスタでアンケートを取らせていただきました。
➀駐在帯同者で、働きたいと思っていますか?
「駐在帯同者で、働きたいと思っていますか?」という質問の回答は、以下のとおりになりました。

働きたいと思っている人が、半数を超えました。
一方、すでに働いている人が2割いるのは、意外と多いなという印象です。
やはり、2022年1月以降に、E,Lビザの配偶者が、そのステイタスだけで働けるようになったことが大きいのかなと思いました。
②すでに働いている人で、何か制限はありますか?
「すでに働いている人で、何か制限はありますか?」という質問の回答は、以下のとおりになりました。

すでに働いている人の中で、無制限に働けている人が半数を超えました。これは、本当に意外でした!状況は、少しずつ良くはなってきているのですね。
一方、制限がある人も半数いて、扶養内が2割、その他の制限が3割でした。
制限の一例としては、以下のとおりです。

私が収入を得ると、会社が負担してくれている家賃を大幅カット、家族手当も大幅カットになり、収入よりもカットされる金額の方が大きくなってしまい、働くことが出来ません。
今住んでいる家も出ていかないといけなくなるので、収入が軌道に乗るのか、どれくらい稼げるのかも分からない状態でカットされるわけにはいかず、働けない状態です!

➂働きたいけど働いていない人で、何が障壁になっていますか?
「働きたいとは思っているけど働いていない人で、何が障壁になっていますか?」という質問の回答は、以下のとおりになりました。

「帯同者が働くことを禁止している駐在員の会社」が26%もあり、やはりまだそういう会社も結構あるのか…と驚きました。
「英語力が心配」の人が、半数以上でした。
「就活のやり方が分からない」、「単に動いていないだけ」の人が、2割でした。
どうやって仕事を探すか?

アメリカで就労できることが確認できた後、どうやって仕事を探せばよいのでしょうか?
以下の方法が考えられると思います。
- 近場のカフェ、レストラン、スーパーなどの場合→➀実際にお店に行って聞いてみる。(「求人募集(Hiring)」の紙が貼ってあるか。なくても、店員に聞いてみる。)
- 日系のレストランやオフィスの場合→➁日本人向けの情報サイトで探す。
- その他(日系、日系以外問わず)→➂求人検索エンジンで探す。➃人材紹介エージェントに登録する。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
➀実際に店舗に行って聞いてみる

カフェ、レストラン、スーパー、モールなどの小売店などの場合、実際にお店に行ってみて、「We’re hiring」などという貼り紙があると、従業員を募集中だという事が分かります。
もし、貼り紙がなくても、店員さんに直接聞いてみるのも良いと思います。
➁日本人向けの情報サイトで探す

日系のカフェ、レストラン、スーパー、会社などの場合、通常の日本人向け情報サイトの中で、求人募集を出していることもありますので、そういう情報サイトを日頃からチェックするのも良いと思います。
日本人向け情報サイト | URL |
DAILYSUN NEW YORK(ニューヨーク周辺) | https://www.dailysunny.com/category/classified/recruitmentinfo/ |
NYジャピオン(ニューヨーク周辺) | https://www.ejapion.com/classified/ |
びびなび New York(ニューヨーク周辺) | https://newyork.vivinavi.com/cj/ |
びびなび New Jersey(ニュージャージー周辺) | https://newjersey.vivinavi.com/cj/ |
Mix B(ニューヨーク周辺) | https://nyc.mixb.net/job/articles |
Lighthouse ロサンゼルス(ロサンゼルス周辺) | https://www.us-lighthouse.com/town-info/classified |
Lighthouse シアトル(シアトル周辺) | https://www.youmaga.com/?page_id=12327&category_id=1 |
ボストン掲示板(ボストン周辺) | https://kaigai-bbs.com/usa/bos/ |
ニュージャージー駐妻LIFE | 当サイトの「みんなの掲示板」でも求人募集の情報があります。 |
➂求人検索エンジンで探す

日系か否かに問わず、普通に就職先を探す場合は、求人検索エンジンで探します。この場合、検索、レジュメ作成、応募などの手続きをすべて自分で行います。
求人検索エンジン(Job Search Engine) | URL |
Indeed | https://www.indeed.com/ |
ZipRectuiter | https://www.ziprecruiter.com/ |
SimplyHired | https://www.simplyhired.com/ |
https://www.linkedin.com/ |
➃人材紹介エージェントに登録する

自分に合った求人を探してほしい、レジュメの書き方も教えて欲しいなどサポートが必要な方は、人材紹介エージェント(recruitment agency)に登録しましょう。求職者側は、すべて無料です。

日系の求人を多く扱う人材紹介エージェント(recruitment agency)は、以下のとおりです。
人材紹介エージェント(recruitment agency) | URL |
PASONA | https://www.pasona.com/en/staffing/ |
QUICK USA, Inc. | https://www.919usa.com/ |
MAX Consulting Group Inc. | https://www.maxjob.com/ |
A-STAFFING, Inc. | https://a-staffinginc.com/ |
TOP US | https://top-us.com/ja |
HRAIT | https://hr.aitworks.com/ |
ACTUS CONSULTING GROUP, INC | https://actus-usa.com/ |
Up Recruiters, Inc. | https://www.uprecruiters.com/ |
City Lights International | https://citylightsjob.com/ |

アメリカでフルタイムで働くMさんが、チャートや表を作ってくれました!
私自身、アメリカでの就活にそこまで精通していないので、大変勉強になりました。
日系の人材紹介エージェントも結構数があるのですね。
まず最初に、レジュメを作ろう。

希望する仕事が見つかったら、まず最初にレジュメ(履歴書)を作りましょう。
知人の紹介や個人経営のお店だとレジュメが不要だったり、日系のお店だと日本の履歴書の書式で良いという場合もあるかもしれませんが、就活では、基本的に英語のレジュメは必要です。
アメリカのレジュメは、日本のものとは形式が全く異なりますので、しっかりと調べて書きましょう。
- レジュメは、なるべく1枚以内で。
- 最初にSummaryを書く。自分の経歴やスキルが、希望する職種でどのように活かせるのかを簡潔に書く。
- 学歴や職歴は、現在から過去に遡って書く。それぞれの成果も簡潔に書く。
- フォントや文字の大きさ、文章の書き方もプロフェッショナルに。
レジュメの書き方については、こちらのウェブサイトが参考になるかと思います。(HRAIT:アメリカで就職・転職に有利な履歴書(レジュメ)の書き方、QuickUSA :人事の目にとまる英文履歴書(レジュメ)の書き方、doda:英文履歴書(英文レジュメ・CV)・職務経歴書の書き方~テンプレートと例文つき~)
人材紹介エージェントに登録したら、レジュメの書き方は教えてもらえます。

レジュメを書き上げたら、ChatGPTに添削してもらうのがおすすめです。(ただし、綺麗すぎるレジュメが出来上がるので、あまりにも自分の言葉でないなあと感じるときは、修正するのがベターな場合もあります。)
また、ChatGPTで面接の練習もできますよ。
アメリカで働いたことのある3人の駐妻さんにお話を聞きました。

ここからは、アメリカで働いた経験のある駐在帯同者であるお友達3人から話を聞きました。
フルタイム、パートタイムでリモートワーク、カフェ店員の、それぞれの仕事内容、就活の様子、求められる英語力、感想やアドバイスなどを伺いました。ぜひ、参考にしてみて下さい。
①フルタイム


日系食品卸会社で、フルタイムで働いています。
仕事と家庭の両立は大変ですが、フルタイムならではのベネフィットも多いです。
どんな仕事?
日系食品卸会社で、データ分析をしています。
週5日、午前8時から午後5時までのフルタイムです。
ビザの種類、駐在員の会社から制限があったか?
E2ビザなので、アメリカでの就労資格はありました。
駐在員である夫の会社からは、帯同者が働くことに関して、何も制限がありませんでした。通常の駐在帯同者が得られるベネフィットを、そのまま受けることができています。
就職活動
人材紹介エージェントには、2社登録しました。
就活期間は、3か月くらいでした。
英語力はどれくらい必要?
ほぼパソコンを使う仕事なので、英語を使う頻度は、アメリカ本社とのやり取りなど、1,2割程度です。
働いてみた感想、読者へのアドバイスなど
就職活動をしていて、駐在帯同者がフルタイムで働けるのは、私のように駐在期間がある程度長い(5年以上?)場合かなと思いました。
結果を求められるので、1,2年で結果を出せるようなポジションであれば良いかもしれませんが、経理や事務などの業種では、駐在期間が2,3年の場合は、職を見つけるのは厳しいかもしれません。
子供の世話もあり、フルタイムで働くのはとても大変ですが、子供の習い事などにお金がかかる年齢になってきたので、必要に駆られて働いています。
フルタイムだと、私自身の名義で財形貯蓄もできますし、様々なベネフィットが受けられるのはとても大きいと思います。
家の近所で働き口が見つからない場合が多いと思うので、車の運転には慣れておくのがベターだと思います。
➁パートタイム、リモート


日系メーカーで、パートタイムで働いていました。
在宅勤務なので、家事育児とのバランスも取れ、充実した日を送ることが出来ました。
どんな仕事?
日系メーカーで、経理庶務を担当していました。
平日午前中のみの在宅勤務で、週8~15時間くらい働いていました。
具体的には、日本本社への月次収支報告作業、駐在員の精算業務、外部業者への支払業務、駐在員や本社からの出張者の出張や会議の手配(ホテル、会議室、リムジン予約等。こういう場面では、英語必要。)などです。
月に一度、スタッフ全員のミーティングに参加するときは出社していました。
ビザの種類、駐在員(夫)の会社から何か制限がありましたか?
E2ビザなので、アメリカでの就労資格はありました。
駐在員である夫の会社の既定の範囲内(週8~15時間)で働いていました。
就職活動
人材紹介エージェントの米国PASONA(パソナ)に登録(無料)し、日本人リクルーターがコンサルとなって、色々とヘルプしてくれました。(米国PASONA:駐在帯同者向け)
レジュメのフォーマットを提供してくれ、書き方も教えてくれます。バックグラウンドチェックもしてくれました。
実際の就活では、会社の選考の段階で、3回ほど面接を受けました。(1回目が人事担当、2回目が英語で、3回目が社長と。)
オンラインで日本人同士で英語で話す面接もありました。
就活期間は、3か月くらいでした。
英語力はどれくらい必要?
レジュメには、英語力の記載が必須でした。
日系会社でも、英語のコミュニケーション能力を測るため、英語での面接がありました。「自分が何ができるのかを英語で教えて下さい。」というような質問がありました。
実際の仕事で使う英語は、日常会話レベル以上かなと思います。特に、普段使わないようなその業界の専門用語などは新たに覚えました。
ホテルなどの予約をする際には、迅速な対応が必要なので、英語で電話をかける必要もありました。
完全な日系会社でも、ある程度は英語力を求められるので、英会話などは練習しておくのがベターです。
働いてみた感想、読者へのアドバイスなど
毎日家事や育児に追われ、夫とのけんかも絶えず、自分自身を見失いそうになっていたときに、ふと思い立って、人材派遣会社に登録してみました。
現在は、日々の勤務ルーティンも決まり、家事育児とのワークライフバランスともうまくやっていけて、とても充実した日々を送ることができました。夫との関係も以前より良くなったように思います。
社員の皆さんにも本当によくして頂いていて、とてもありがたかったです。もっと長くお世話になりたいと思える会社に巡り合えて幸せでした。
働きたいと考えていらっしゃる方には、「とりあえず一歩踏み出す勇気」が大事だと思います。ネットでもセミナーでも、レジュメの書き方などの情報は得ることができるので、まずはそこから始めてみましょう。
➂カフェでパートタイム


韓国系ベーカリーショップで、パートタイムで働いていました。
知人の紹介だったので、レジュメ等も不要でした。
最初は、注文も聞き取れず悩みましたが、次第に、お客さんや同僚とコミュニケーションを取れるようになり、とても良い経験になりました。
どんな仕事をしていますか?
韓国系ベーカリーショップで、パートタイムで働いていました。
具体的には、焼きあがったパンの仕上げと陳列、フロントで顧客対応、パンのラッピング、ドリンク、ケーキの箱詰め、予約対応、店内の掃除などをやっていました。
週2回の勤務で、午前8時から午後3時までが基本ですが、子供の帰宅に間に合うように、2時30分までにしてもらっていました。
ビザの種類、駐在員(夫)の会社から何か制限がありましたか?
E2ビザなので、アメリカでの就労資格はありました。
働く前に、駐在員である夫の会社に相談しました。年収130万円以下(日本円で)で働くようにとのことでした。
確定申告は、夫の会社に、私の分も一緒に申告してもらい、後日追加徴税分の支払額が来て、対応しました。
就職活動
韓国人である大家さんに声をかけてもらったのがきっかけです。彼女が、そのお店で働いており、一緒に働かないかと誘ってくれました。
働くにあたって、住所、名前、連絡先、SSNを提出しました。
紹介だったので、レジュメ等は要りませんでした。特に事前準備も必要なく、必要なものは度胸だけかなと思います。
英語力はどれくらい必要ですか?
私の英語力は、ESLに通っていて、レベルはIntermidiateくらいでした(英検2級くらい?)。
お客さんとの簡単な挨拶、ドリンク注文の聞き取り、同僚に仕事の質問が出来れば何とかなります。あとは、いつも2、3人態勢で働いてましたので、よくわからない時は同僚に助けてもらってました。
初めのうちは、コーヒーのカスタマイズやパンについての何を質問されているのか分からずでしたが、ルーティンなので、慣れてくれば単語の聞き取りは出来るようになりました。
働いてみた感想、働きたいと考えている方へのアドバイス
初めの3か月くらいは、扱っている商品を覚える事とドリンクの作り方で頭がいっぱいで、そこにプラス英語という事で、全く余裕無しの日々でした。
失敗も多く、同僚とのコミュニケーションも焦っていると質問の英語がうまく通じず、「何が言いたいのか分からない」と言われる始末…。
凹む事も多かったけど、せっかく働けるチャンスをもらったので、解雇と言われるまでは頑張ろうと奮闘しました。
お店の商品やPOSの写真をとっては、家で復習と暗記をして、英語を話せない分を他で補うようにしました。
お客様とのコミュニケーションも、トークが難しいならその分日本人なりの丁寧な対応や笑顔を絶やさず仕事をしていたら、常連さんとも簡単ながらもトークが出来るようになりました。
ESLとは違う実践編で、自分の中ではすごく良い経験になりました。
チャンスの神様は前髪しかないと言うように、ここぞと思ったら挑戦してみると良いと思います。そこからまた何かが開いて行くと思います。
まとめ
今回は、アメリカで働きたいと考えている駐妻・駐夫のみなさんに向けて、
- 駐在帯同者(駐妻、駐夫)がアメリカで働くために必要なもの
- 駐在員の会社からは、どのような制限があるのか?
- アメリカでどうやって仕事を見つけるか?レジュメの書き方は?
- アメリカで働いていたことがある3人の駐妻さんの経験談(就職活動、必要な英語力、働いてみた感想など)
- I-94の確認・修正の方法
をまとめました。
○年ぶりの就職だから不安…、英語でやり取りするのは自信がない…など、いろいろと考えてしまいがちですが、とりあえず、求人情報を見てみたり、レジュメを書いてみたり、人材紹介エージェントに登録してみたりすることが大事だと思います。
働きたいと思っているけど、何から手をつけて良いか悩まれている方、ぜひこちらの記事を参考にして、最初の一歩を踏み出してもらえれば良いなと思います。
アメリカでフローリストとして起業した元駐妻さんのインタビュー記事もおすすめです。
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