みなさん、こんにちは。
アメリカ・ニュージャージー(NJ)州で、2度目の駐妻ライフを送っているHatsy(はっちぃ)です。
👉こちらで自己紹介とサイトの使い方の説明をさせていただいてます。もしよろしければご覧ください。
みなさん、お待たせしました!今回は、『気になるあの人に話を聞いてみました!』の第2弾です。
お客様は、松井多賀子(まついたかこ)さん。
日本生まれ、日本育ち。2児の子育てをしながら、アメリカ駐在帯同中に、フローラルデザインのインストラクターとして活動開始。その後、ニューヨークボタニカルガーデンやメイシーズでも活躍、本帰国後は都内の有名ホテルの花屋に勤務されています。
今回は、
- 松井多賀子さんの自己紹介、経歴
- アメリカでどんな活動をしたか、どのように起業したか
- ビジネスで嬉しかったこと、大変だったこと
- 働きたい駐妻のみなさんに向けてのメッセージ
などを話していただきました。ぜひ最後まで、ご覧ください。

多賀子さんとは、個人的にも仲良くさせてもらっていますが、彼女が本当にお花が好きなのだなと思ったエピソードがあります。
マンハッタンを二人で歩いていた時、一緒にいろんな話をしていたのですが、なぜか少し違和感を感じました。何だろうと彼女を観察していると、私たち、お互いに目線が合ってなかったのです。
私は、街の風景や建物に目が行き、基本的に上を向きながら歩いていました。一方彼女は、公園や道端にある花壇の花や草木に注目していました。なので、お互い目線が全く合ってなかったのです笑。
それに気づいてから、私は彼女が見ている花や草木を一緒に見て、それらの名前やどういったものなのかに耳を傾けるようにしました。
今まで道端の花や草木に興味を持ったことがなかったので、とても新鮮な体験でした。
人物紹介

自己紹介をお願いします

ではまず、自己紹介をお願いします。
2011年に夫の留学に帯同して、アメリカ・ニュージャージー州に1年半住みました。
「お花に携わることがしたい」と思い、日本へ帰国後、子供の幼稚園の園芸ボランティアに参加したり、生花店でバイトしたりしました。
2017年に、夫の駐在に帯同して、再びアメリカ・ニュージャージー州に住みました。
図書館やニューヨーク・ボタニカルガーデン(NYBG)で、フラワーアレンジメントのクラスの講師をしたり、フリーランスのフローリストとして活動してきました。
現在は、日本に帰国し、都内有名ホテル内の花屋に勤務。個別のレッスンやオーダーも受注しています。
趣味は、やっぱりお花!散歩中に出会った野草を飾ったり、食べてみることも。植物園、花屋、花の有名スポットを巡りながら、通りすがりの自然の草花も楽しむ旅をしています。
他には、日本文化、ものづくり体験(江戸切子やべっ甲体験など)、アート、書道、ゴルフも好きです。
経歴

今までの経歴を教えてください。
神奈川県生まれ。岐阜県で育つ。
大学薬学部卒業後、製薬会社に勤務。2000年退社。
2006年と2008年に、第一子と第二子を出産。
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2011年、夫の留学に帯同して、アメリカ・ニュージャージー州に1年半滞在。
アメリカ生活の中で、ネイルやジュエリー、ヒーリングセッションなど得意なことを活かして活躍している駐妻さんや現地の女性たちに刺激を受け、興味がわく。
自分が何が好きか、本当にやりたいことは何かを見つめ直していく中で、庭いじりが好きだったことを思いだし、「お花屋さんをやってみたい!」と思うようになる。
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2012年、日本に帰国。子供の幼稚園の園芸ボランティアに参加し、園芸委員長を務める。趣味の人たちで集まって、リース作りなどを始める。
2015年、通信教育で、ガーデンコーディネーターの資格を取得。
近所の花屋でバイトを開始し、フラワーアレンジメントや花束の作り方など、一人でお店に立てるように教えてもらう。
外構工事やガーデン設計を行う会社でバイト開始。
家で友達にフラワーアレンジメントのレッスンをしたり、上記会社で、お客さん向けにお庭の花の花束作りワークショップやハーブの使い方セミナーを行う。
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2017年11月、夫の駐在に帯同して、再渡米。
2018年、ニューヨークボタニカルガーデン(NYBG)で、お花のクラス(フローラルデザインコース)を受講。→2020年3月インターン修了。
2021年2月、図書館にお花を飾る「フラワープロジェクト」をボランティアとして開始。
2021年7月、同図書館で、フラワークラスを担当。
2023年2月、法人化。
自宅で、生花やドライフラワーのレッスンを開始。
2023年4月、ニューヨークボタニカルガーデン(NYBG)で、インストラクターとして「桜のアレンジメントクラス」を主宰。
2024年春、メイシーズのフラワーショーに、装花チームとして参加。
その他、様々なイベントでのフラワーアレンジメント制作、ホリデーマーケット出店など。
↓
2024年3月、日本へ帰国。
現在、都内有名ホテル内の花屋で花束やアレンジメントを作ったり、ホテルで開催されるイベントやウェディングの装花を制作。
起業までの経緯、活動内容
ビジネスを始めようと思ったきっかけ


ビジネスを始めようと思ったきっかけを教えてください。
1度目のアメリカ生活の中で、ネイルやジュエリー、ヒーリングセッションなどを受け、駐妻さんや現地の女性たちが、結婚してからも家族のサポートをしながら、自分の好きなことや得意なことを活かして社会で活躍している事に憧れるようになりました。
自分が何が好きか、本当にやりたいことは何かを見つめ直していく中で、そういえば、小さい頃から庭いじりが好きだったことを思い出し、「お花に携わる仕事をやってみたい!」と思うようになりました。
今まで私は、どちらかというと、人に言われたり期待されることを頑張ってきた人生でしたが、そうでなくて、「自分のやりたいことをやって良いんだ!」と気付きました。
2度目のアメリカ生活で、英語でのフローラルデザインコースを受講しようかどうか迷っていた時、友達に「いつまでもアメリカにいられるわけじゃない。やりたい事があるなら、すぐやった方が良い。」と背中を押され、受講する決意をしました。
夫の会社からは、妻が働くことに対しての制約は、特にありませんでした。
アメリカでの活動内容


現在までの活動内容を教えてください。
フローラルデザインコースを受講
2度目のアメリカ生活が始まった2018年、ブロンクスにあるニューヨークボタニカルガーデン(NYBG)で、計約150時間のお花のクラス(フローラルデザインコース)を受講しました。
始めは、1割くらいしか英語が聞き取れなかったのですが、とにかく受講し続けるうちに分かることも増えていき、2020年3月に無事修了、フローラルデザイナーの資格を取得しました。日本での経験も役に立ちました。
英語が苦手でも、興味がある世界に飛び込めば、英語も伸びるのだなと実感しました。
👉ニューヨークボタニカルガーデンは、ホリデートレインショーとオーキッドショーが有名です。
図書館に飾るお花をデザイン

2021年2月、お世話になっている図書館のスタッフさんから、「館内にお花を飾りたいのだけど、ボランティアでやってくれるフローリストを知らないか?」と聞かれたので、息子たちと一緒にやりたいと申し出ました。
「フラワープロジェクト」として、地域の人たちからお花を買うお金や自分の庭に咲いていたお花を寄付してもらい、計70回ほどデザインさせてもらいました。
庭にある自然の花でフラワーアレンジメントを作るのは、買った花とはまた別の美しさに出会える喜びがあります。庭木などのグリーンも入れて、身近にアレンジを楽しめることが伝わるように心がけました。






図書館で、クラスを担当

2021年7月から、同図書館で、フラワークラスの講師もさせてもらいました。はじめの方は、まだコロナ禍で、私も生徒さんもマスクをしながらのクラスでした。
最初は緊張しすぎて、英語で書いた原稿を読みながらでしたが、図書館のスタッフさんも生徒さんもみんな優しくて、支えてもらいました。

事業を法人化
2023年2月に法人化しました。
理由は、①法人じゃないと買えない花があること、➁フラワーアレンジメントの世界のしくみが分かること、➂認知され、信用度が上がることからです。
具体的な手続きとしては
➀IRS(Internal Revenue Service、アメリカ合衆国内国歳入庁)で、EIN(Employer Identification Number、連邦雇用主証明番号)を取得
➁ニュージャージー州にて、LLC(Limited Liability Company、合同会社)を設立
➂ニュージャージー州へ、Business Registration(Sales Tax申請)
という流れで、すべてオンラインで手続きしました。
全くの素人でイメージすら湧きませんでしたが、身近で起業している先輩たちに相談に乗ってもらいながら、何とか手続きを完了させました。
日本語で解説しているサイトがほとんどなく、自力ではかなり時間がかかりました。ネットで必要事項を入力するとまとめて手続きを代行してくれるサービスもあるので、そちらもおすすめです。
自宅でレッスン

自宅では、主に日本語で、生花、ドライフラワーの各種レッスンをしました。




特に、トレジョで一緒にお気に入りの花を選んでアレンジメントを作る「Trader Joes’s Flower Tour」は、ユニークで人気のクラスでした。


ニューヨークボタニカルガーデンでインストラクター

図書館のフラワークラスの様子をSNSで見ていただいていたニューヨークボタニカルガーデン(NYBG)の恩師から、「アシスタントをしないか?」と声をかけていただきました。最初は無給でしたが、こんな機会はないと思い、オファーを受けました。


その後、インストラクターとして、「八重桜のアレンジメントクラス」を企画しました。
天井に届くほどの大きな八重桜の枝はとても重く、予定通りにお花が届かないハプニングもあり大変でしたが、日本の国花とされる桜の特別な魅力を伝えることができて、有意義な時間になりました。


メイシーズのフラワーショー

毎年春に行われている、マンハッタンのメイシーズ本店でのフラワーショーで、装花チームのメンバーとして制作させていただきました。
閉店後の売り場で、高いはしごに登ってアレンジメントを作るのは面白かったし、憧れだったショーウィンドウのディスプレイは、小さな空間に花々を敷き詰めていく体力の要る作業でしたが、貴重な体験でした。

ほかにも、様々な活動をしてきました。

日本語補習校の式典での壇上のフラワーアレンジメント、個人宅でのバースデーパーティーの装花、ウェディングパーティーでのテーブルフラワーやブーケ制作、ホリデーマーケット出店など、様々な活動をしてきました。


現在、どんなビジネスや活動をやっていますか?

現在、どのようなビジネスや活動をされているのでしょうか?
都内の有名ホテル

一時帰国のとき、素敵だなと思ったお花の会社にコンタクトを取り、現在は都内の有名ホテルの花屋に勤務しています。
お店で花束やアレンジメントを作ったり、ホテルで開催されるイベントやウェディングの装花を制作したりしています。
プリザーブドフラワー、アーティフィシャルフラワー、ドライフラワーも取り扱っています。

ニューヨークエリアでは、テーマに沿って自由な表現で制作することが多かったので、日本のいわゆる高級ホテルでのフラワーデザインを日々勉強中です。
オーダーをいただければ、お引き受けしています。
インスタグラム、ブログ

インスタやブログでは、今までの作品を載せたり、活動内容を綴ったりしています。
インスタグラムはこちら→https://instagram.com/lacyflora.llc
ブログはこちら→ブログ
今後のビジョン
まずは、同ホテルでショップや装花の経験を積んでいきたいと思っています。
また、生け花(草月)の資格取得に向けてお稽古に通い、展覧会へ行ったりしています。
日本の花市場を訪れて、今後の活動について模索中ですが、友人やご紹介などでレッスンやオーダーのご相談をいただいたときは、お引き受けしています。
生花(花選びから水あげ、アレンジメントの作り方、飾り方)、ドライフラワー(作り方、デザイン、飾り方)、エディブルフラワー、お庭の花の利用法まで、みなさんが持っている様々な疑問や楽しむコツについて、お伝えさせていただきたいと思っています。
お花をご用意して行う通常のレッスンのほか、それぞれ好きな花などを購入してもらって作りながらお話しするスタイル、また、お花の個人的なご相談、アメリカでのお花の活動やビジネスについてのご相談など、ご要望に合わせた内容で行えればと考えています。
将来的には、遠方や海外の方向けに、オンラインのプライベートレッスンやグループレッスンなどもやりたいなと思っています。
ビジネスや活動で嬉しかったこと、大変だったこと


ビジネスや活動をしてきて、嬉しかったことや大変だったことは、ありますか?
嬉しかったこと
嬉しかったことは、美しい花々に触れられること、制作したお花を喜んでいただけること、花を通して心がつながることです。
新しいことをやってみたり活動を続けているうちに、有難いことにいろんな方から声をかけてもらえるようになりました。誰かのためになる活動やビジネスの幅が広がっていくことに、やりがいを感じました。
大変だったこと
大変だったことは、企画、デザイン、制作以外にも、準備や片付け、英語での事務作業、連絡、SNSなど、すべて自分でやっていたので、忙しくなってしまったことです。
新たな挑戦が多かったのですが、もっと効率化したいと思いました。
働きたいと思っている駐妻のみなさんへ


最後に、働きたいと思っている駐妻のみなさんへ、メッセージをお願いします。
もしやってみたいことがあれば、やりたいと思える旬のうちに、ぜひ挑戦してほしいです。期間限定のアメリカ生活。日々家族のためにサポートを頑張っている皆さんには、ご自身の時間も大切にしていただきたいなと思います。
ふとした時に湧き上がってくる、心の中にある思いに耳を傾けて。得意なことも良いですが、好きなことを優先してみて下さい。失敗しても、続けられます。続けられれば、キャリアになります。
英語はたいてい何とかなるし、働き始めれば、どんどん上達します。仕事内容によっては、英語力が足りなくて採用されなかったこともありますが、逆に英会話が完璧でなくても、意思疎通ができれば大丈夫な場合もあります。ボランティアからスタートして、軌道に乗せていくのもいいですね。
どこかに就職でも、自分発信でも、手が届くところから軽い気持ちで始めてみることをおすすめします。言語や文化の違いから起こるハプニングは面白さとしてとらえ、冒険のように海外生活を楽しんでみて下さい。
好きなことなら頑張れます。アメリカで叶えてみたいこと、いつかできたら嬉しいなと思える夢を思い浮かべるとエネルギーが湧いてきて、パワフルに活動できるようになります。
言葉にするほど、行動するほど、チャンスもめぐってきます。貴重な駐在生活、思いっきり楽しんでいただきたいです♥
まとめ
今回は、フローリストとして、アメリカや日本で活躍されている松井多賀子(まついたかこ)さんについて、
- 松井多賀子さんの自己紹介、経歴
- アメリカでどんな活動をしたか、どのように起業したか
- ビジネスで嬉しかったこと、大変だったこと
- 働きたい駐妻のみなさんに向けてのメッセージ
などを話していただきました。
「お花が好きだ!」という思いから、アメリカで活動&起業し、現在も日本の有名ホテルで活躍されているたかこさんのお話は、とても貴重でした。私自身も「頑張るぞ!」という気持ちになりました。

お花の画像がいっぱいの、とっても素敵な記事になりました♥
2022年1月31日以降、E,Lビザ保持者の配偶者は、そのステイタスだけで就労できることとなり、労働許可証が不要になりましたよね。
アメリカで働きたいと思われている方、何か新しいことをしたいと思われている方に、少しでも参考にしてもらえると嬉しいです。
今後も私が気になる方がいらっしゃったら、インタビューさせてもらいたいと思っていますので、楽しみにしていてください。
『気になるあの人に話を聞いてみました!』第1弾は、こちら!
👉こんな素敵な多賀子さんと、帰国前に行ったバカラホテルの最高級アフタヌーンティーは、こちら!
👉多賀子さんが講師をされていた、ニューヨークボタニカルガーデンは、ホリデートレインショーとオーキッドショーが有名です。
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