日本とは違う!アメリカ現地校・幼稚園のしくみ、学年割、学校のレベルの調べ方を解説/公立校、GreatSchools、ニュージャージー

アメリカ現地校 、学校・幼稚園のしくみ、アイキャッチ アメリカ生活
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みなさん、こんにちは。

アメリカ・ニュージャージー(NJ)州で、2度目の駐妻ライフを送っているHatsy(はっちぃ)です。

👉こちらで自己紹介とサイトの使い方の説明をさせていただいてます。もしよろしければご覧ください。

お子さんがいるご家庭では、アメリカの公立学校はどういうしくみ?幼稚園ってどんなものがあるの?など、日本との違いが気になると思います。

今回は、

  • アメリカの公立校の学年割
  • アメリカの公立校(小学校~高校)の基本情報
  • アメリカの学校のレベルの調べ方
  • アメリカの小学校入学前(プリスクール、デイケア、ナーサリー)の基本情報
  • プリスクール、デイケア、ナーサリーの見学時のチェックポイント

など、アメリカならではの学校のしくみをご紹介します。

※州によってしくみが異なりますが、ここでは一般的なニュージャージー州のものをもとにご紹介します。

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公立校(小学校~高校)について

まずは、公立校(小学校~高校)について、見ていきましょう。

公立校の学年割

男の子二人と本

カットオフデー(cutoff date)

どの学年に入るかの誕生日の基準日を「カットオフデー(cutoff date)」と言います。

各州やタウンによって異なりますが、ニュージャージー州では、10月1日です。(NJ Department of Education:Guidance on Early Admission to Kindergarten)

例えば、キンダーであれば、入学予定年の10月1日までに、満5歳に達していなければいけません。

キンダー(Kindergarten)とは?

キンダー(Kindergarten)とは、Grade1(1st Grade) の一学年下の学年で、日本の幼稚園年長にあたります。

アメリカでは、キンダーから公立小学校へ通学します。授業料は、無料です。

公立校の学年割

公立校の学年割は、

小学校(Elementary School)→ KindergartenからGrade5

中学校(Middle School)→ Grade6から8

高校(High School)→ Grade9から12

が一般的ですが、中学校がGrade5やGrade7から始まるタウンもあるので、事前に確認が必要です。

Hatsy
Hatsy

日本とは違い、アメリカのタウンの公立高校には、入学試験はありません。住民であれば、誰でも小学校から高校へ入学できます。

学年を遅らせることもできます。

渡米後、すぐに英語の授業についていけるか心配で、一学年遅らせる判断をする家庭もあります

学年を遅らせることは、特別に許可が必要なことがありますので、事前に各タウンのSchool District の教育委員会に問い合わせてください。

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公立校の基本情報

教室

授業

授業時間は、朝8時半前後~午後3時前後までが一般的です。

小学校では、自分のクラスの教室が決まっていて、体育や音楽などの特別教科以外は担任の先生が授業を行います。

中学校や高校では、生徒が各教科ごとに教室を移動するので、自分の時間割を把握して、時間に遅れずに教室へ向かう必要があります。

Hatsy
Hatsy

中学校や高校には、自分の荷物を入れるロッカーがあるのですが、我が子の学校では、各授業の間の時間が短く、ロッカーに寄る時間がないので、ロッカーはほとんど使わないようです。

一日の全教科の荷物をバックパックに入れて、移動しないといけないので、なかなか大変そうです…。

授業料、スクールバス

公立小学校から高校までの授業料は、無料です

スクールバスの有無や利用条件は、タウンによって異なります。

ランチ、スナック

小学校以上では、一般的に、学校にカフェテリアがあり、ランチを買うことができます。自分でお弁当を持参することもできます。

そのほかに、スナック(間食)の時間がある学校では、スナックを持参します。

Hatsy
Hatsy

学校で買えるランチは、もちろん日本の給食のような栄養バランスが考えられたものではなく、ピザやマフィン、さらにはポテトチップスなどなので、私は毎日お弁当を作っています。

ただ、日本ではお弁当を作るプレッシャーがありましたが、アメリカではノンストレスごはんにふりかけ、ナゲット、ブロッコリー、ミニトマトだけでも褒められます笑。

👉ランチボックスなど、学校に持っていくものについては、こちらの記事をご覧ください。

ESL

入学前に英語を母国語としない生徒に対して、英語テストが実施されることがあります。

生徒の英語のレベルを見て、ESLが必要かを判断するためのものなので、そのための勉強などは必要ありません。

ESLとは?

ESLとは、English as a Second Languageの略で、英語以外を母国語とする人たちが英語を学ぶためのクラスです。学校やタウンによって、クラスに入る基準や終了する基準は異なります。

駐在ファミリーが多く住むタウンの場合、ESLに参加する子供の数も多く、日本語でサポートできる先生がいたりします。ESLのサポート内容で、学校を選ぶ家庭もあります。

👉駐在家庭の英語学習については、こちらの記事をご覧ください。

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公立校の開始日、学用品、学校行事

文房具

ニュージャージの公立校は、9月のレイバーデーの後から新学年が始まり、6月後半に終わります

タウンによって開始日や終了日は異なるので、School Calenderで確認しましょう。

👉アメリカ現地校の学用品、NJの新学年開始日、夏休みの宿題については、こちらの記事をご覧ください。

👉アメリカの学校行事については、こちらの記事をご覧ください。

👉アメリカの長い夏休みの過ごし方については、こちらの記事をご覧ください。

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公立校(小学校~高校)のレベルの調べ方

現地校の選び方

次に、公立校(小学校~高校)のレベルの調べ方を、見ていきましょう。

公立校のレベルがどの地区でもほとんど同じである日本と違い、アメリカではタウンによって、公立校でもレベルが大きく異なります

アメリカでは住む場所を探す際、真っ先に学校のレベルを調べます。学校のレベルが高い地区は治安もよく、税金が高いため、家賃や家の価格も高くなる傾向があります。

学校のレベルや場所を調べるには、Great Schoolsというウェブサイトが有名です。

学校探しのチェックポイント
  • 10段階で示される学校のレベル
  • 人種比率(こちらは、あくまでも参考程度ですが、白人やアジア人の比率が多いと、学校のレベルが高い傾向があります。)
  • 低所得家庭の割合(こちらも、あくまでも参考程度ですが、低所得家庭の比率が低いと、学校のレベルが高い傾向があります。)
はっちぃ
はっちぃ

アメリカで家を借りる場合、契約書の賃借人は夫婦共同名義にしておきましょう。

運転免許やクレジットカードの申請時に、住所を証明する書類として、賃貸借契約書が使えます。

👉アメリカの家探しや内見のコツは、こちらの記事をご覧ください。

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小学校入学前について

最後に、小学校入学前について、見ていきましょう。

日本との一番の違いは、料金です。日本では月数万円程度ですが、アメリカ・ニュージャージー州北部では、最低でも月1000ドル以上はかかります。

駐在であれば、会社の補助がいくらまで出してくれるのか、子供が何歳から出してくれるのか、事前に確認しましょう。

プリスクール(幼稚園)

プリスクール

プリスクールの基本情報

プリスクール(Preschool)は、日本の幼稚園年少・年中にあたり、キンダーに入る準備をする学校で、プリケー(PreK=Pre-Kindergarten)と呼ぶこともあります。

PreKには、一般的にPreK3、PreK4と2学年あります。PreK3は、基準日(カットオフデー)に満3歳、PreK4は基準日に満4歳に達していなければいけません。

PreKは、タウンが運営する公立校と民間が運営する私立校があり、学校によって預かり時間は様々です。全日(フルデー)の場合、朝8時半前後~午後3時前後までが一般的です。

公立でも私立でも、授業料・保育料は有料で、一般的に、毎年か数年ごとに値上がりします

おむつが外れていないと入園できない園もあります。

公立プリスクール

タウンが運営する公立のプリスクールは、PreK4だけだったり、PreK自体がないところもあります

週5日・全日を提供しているタウンもあれば、週3日・午前のみなど、タウンによって異なります。

授業は、一般的にタウン内の公立校の校舎で行われます

授業料タウンによって異なりますが、週5日・全日の場合、月額1200ドル前後かかります。
私立よりは比較的安いことが多いです。
申し込みタウンの住民限定
各タウンの公立校のウェブサイトから問い合わせ、申し込み。
入園希望者が多いタウンは、抽選になります。

私立プリスクール

民間が運営する私立のプリスクールは、学校の教育方針や年間スケジュール等が異なるため、家庭の事情やお子さんに合った学校を選ぶのが良いと思います。

たいていはPreK3からですが、2歳半から預けられる園もあります。

早期教育に力を入れているモンテッソーリ系の学校や、宗教を学ぶ時間のあるカソリック系・ジューイッシュ(ユダヤ)系の学校など、授業内容・雰囲気は様々です。

まずは、見学に行かれることをおすすめします。

授業料週5日全日の場合、月額1200~2000ドル以上と、学校により全く異なります。
週2、週3からの選択肢がある園もあります。
申し込みタウンの住民に限られない
各園へ直接問い合わせ、申し込み。
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デイケア・ナーサリー(保育園)

アメリカ保育園、ナーサリー

デイケア(Daycare)やナーサリー(Nursery)は、日本の保育園のようなもので、キンダーに入る前の0歳~5歳までが対象です。園によっては、0歳~2歳までを対象にした託児所のようなところもあります。

一般的に、民間の運営になります。学ぶ場所というより、預かる場所というイメージが強いです。

共働きの家庭のために、早朝から午後6時まで預かってくれたり、春休みや夏休みがなく通年預けることができる園もあります。

「〇歳からはおむつが外れていないと入園できない」という園もあります。

保育料週2日~や午前・午後のみなど、預ける時間によって異なります。
3歳以上が対象のプリスクールよりは、高くなることが多いです。
申し込みタウンの住民に限られない。
各園へ直接問い合わせ、申し込み。

色んなパターンがあります

プリスクール(公立・私立幼稚園)へ行かず、デイケア・ナーサリーからキンダーへ入る道を選ぶ家庭もあります。

デイケア・ナーサリーであっても、4歳・5歳クラスになるとキンダーへの準備としてお勉強を始める園も多く、ジム(体育)やアート、スペイン語のクラスなど、色んなカリキュラムが組まれている園もあります。

家庭の事情や子供に合う学校選びのために、転園することもアメリカではよく見られます。

Hatsy
Hatsy

園によって、いろんな特徴や料金設定があります

人気で入園枠が空くのを待つ必要がある園もありますが、日本に比べると園選びの選択肢は多いので、気になる園があれば、見学に行ってみましょう。

見学のときの注意点

小学校以上であれば、学校の場所やレベルなどはGreat Schoolsで調べられるのですが、小学校入学前の園については、そういったおまとめサイトもないので、なかなか探すのは大変です。

先輩ママに聞いたり、一軒一軒問い合わせをして見学していくしかないのが現状です。

プリスクールやデイケア・ナーサリーへ見学に行く場合は、以下の点をチェックしましょう。

事前に聞きたいことを紙に書き出し、不明点があればしっかりと聞きましょう。

見学のときのチェックポイント
  • 先生が、子供たちへどのように接しているか。
  • 教室や廊下、トイレが片付いているか。
  • セキュリティ面は、しっかりしているか。(園の入り口の施錠、各教室のドアの柵など)
  • 英語が話せない子供に対しても、配慮してくれるか。
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アメリカで学校生活を送る上で気をつけたいこと

アメリカで学校生活を送る際に、気をつけたいことを以下に挙げました。

学校とのコミュニケーションを密に

アメリカ現地校

日本では、まだプリントなどで学校からのお知らせがくる場合が多いですが、アメリカでは、学校からの連絡は、基本的にメールで来ます

さらに、各クラスや学校のPTAで、何か特別な連絡方法を指定される場合もありますので、登録などが必要な場合は、忘れずにやりましょう

イベント(ハロウィン、バレンタインデーなど)やアフタースクール、担任へのホリデーギフトの連絡などで、連絡が来てないなと感じた場合、担任の先生に聞いたり、クラスのほかの保護者に聞いたり、自分で常にアンテナを張っておきましょう

👉アメリカの学校行事については、こちらの記事をご覧ください。

何か心配事があったら相談する

アメリカ現地校

年に2回(11月頃、2月頃)、担任や専科の先生との個人面談(カンファレンス)がありますが、それ以外でも、何か心配事があれば、担任に相談に乗ってもらいましょう

私の個人的な印象としては、日本よりアメリカの先生の方が動きが早く、頼りになるなと思いました。

また、学校によっては、新学年のクラス分けについて、自分のリクエストを学校側に伝えることもできます。(〇〇先生が良い。〇〇さんとは、クラスを離してほしい。)

校長へメールする、専用の紙に書いて提出するなど、学校よって方法が異なりますので、担任や事務の人に聞いてみましょう。

もちろん希望をすべて聞いてもらえるわけではありませんが、言ってみる価値はあると思います。

Hatsy
Hatsy

日本人としては「これ言ったら、なんて思われるな…」と思い、伝えることすら躊躇してしまいがちですが、アメリカでは「言った者勝ち」なので、とりあえず伝えることが大事です。

学校でも日常生活でも、待っていても誰も気づいてはくれません。要望が実現するかしないかは別として、とりあえず何か思ことがあれば、伝えるようにしましょう

担任の先生以外の先生ともかかわることもある

英語学習

日本では、担任の先生が生徒の学校生活すべて(授業、休み時間、給食の時間など)を把握しており、何に対しても担任を通して連絡を取り合いますが、アメリカでは、学校内での担当が細かく分類されており、いろんな先生やスタッフと連絡を取り合う場合があります。

基本的に、担任は「授業」のみで、休み時間やランチタイムは、担任ではないスタッフが生徒の世話をしてくれます。

私の今までの経験として、子供が体調不良のときは、スクールナースから電話がありますし、休み時間に友達といざこざがあったときは、校長から電話がありました。

まとめ

今回は、

  • アメリカの公立校の学年割
  • アメリカの公立校(小学校~高校)の基本情報
  • アメリカの学校のレベルの調べ方
  • アメリカの小学校入学前(プリスクール、デイケア、ナーサリー)の基本情報
  • プリスクール、デイケア、ナーサリーの見学時のチェックポイント

など、アメリカならではの学校のしくみをご紹介しましたが、いかがでしたか?

日本とアメリカでは、学校のしくみが大きく違うということが分かっていただけたでしょうか?

アメリカでは、住む場所を学校のレベルで決めるというくらい、学校選びは大切です。

ぜひ、みなさんも、こちらの記事を参考にしてみてください。

👉アメリカ現地校の学用品、NJの新学年開始日、夏休みの宿題については、こちらの記事をご覧ください。

👉アメリカの学校行事については、こちらの記事をご覧ください。

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